価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

日経平均高騰の一方で・・

日経平均株価は週末にかけて乱高下はしましたが、前週末比では結果的に142円高と上昇。週単位では9週間連続の上昇となりましたので、高騰と言ってよい状態です。

 

日経平均高騰の一方でひっそりと最安値を更新したものがあります。それがREITです。

 

東証REIT指数は1605.89。今年の最安値を更新。2015年9月以来の1600ポイント割れが間近な水準です。

 

11月10日の日経新聞のマ-ケット面には地銀担当者や年金資金などがREITに値ごろ感を感じており、年末にかけてREITに資金が流入するのではないかとの観測が掲載されました。

 

ただ中田が以前のブログで紹介した、REITの割安、割高を測る指数TMAX社が作成している「TMAX P/NAVインデックス」はまだ割安の目安となる1以下になってはおらず、現在のREITが割安だとはとても思えません。

 

配当の持続性を考慮せずに目先の配当利回りに惹かれたり、直近の高値から株価が安くなったからとの理由だけで株を買うのは株式投資で最もやってはいけない行為のひとつであり、そのことはREITであっても同じことだと思います。

 

とはいえこのままREITが下がり続けるのであればいずれ割安の水準に落ちることは確かでしょう。

 

高騰を続ける日経平均株価の割高感の調整を待つくらいであれば先行して下げているREITにもっと注目をしてもよいのではないかと今の中田は考えています。