価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

靴はよいものを買う

今から10年程前に読んだ本の中に「隣の億万長者」という本がありました。アメリカの億万長者と言われる人の実態を調べた本だったのですが、億万長者が堅実でつつましい暮らしをしている事が書かれていました。

本当の億万長者はものを買う時によく考えて買っているようで、車も新車のような買ってすぐ価値が落ちるようなものを買わずに、資産価値の落ち方が緩やかな、3~4年落ちのものを買う。不動産においては、立地と価格調査を厳密に行い、人が不動産投資をしたがらない時期に積極的に物件を探している様子も書かれていました。

ただその本で少し気にかかったのが、靴に関する事でした。そのような無用な贅沢を嫌う億万長者が靴に関しては別で、良い靴を買うようにとのアドバイスをしたいたのです。

本に書かれていたは、ある経営者が息子に靴はいいものを買うべきだとの理由として、良い靴は底がすり減っても、底を貼り替えるような処理をすればいいので長く持ち、結論的には安くなるとのことだったのです。

この本を読んだ時の中田の履いている靴といえば5,000円もしないようなものばかりでした。営業時代に靴をすぐ潰していましたので、靴は消耗品の感覚が抜けず高いものを買う気になれなかったのです。

とは云えこの本がここまで言っているので何か良い靴を買おうと思ったのですが、今まで安い靴ばかり買っていた中田に良い靴のメーカー等分かるわけありません。

そこで本に書いてあった靴のメーカーを調べたところ、ジョンストン&マーフィの靴が家から遠くない靴屋(しかも現金販売によるディスカウント専門)の店にありましたので買いに行きました。

靴自体はシンプルでよいものがすぐに見つかりました。買う際に店主がこのレベルの靴を買うのであれば、絶対靴型は買った方が良いとすすめますので、4000円程の木製の靴型も買う事にしました。全部で2万円近く払ったと記憶しています。

ただ買った後の違いは劇的でした。全ての靴を高いものにした分けではないので安い革靴と並行で利用したいたのですが、安い革靴と履き終わった後の疲労感が全く違いました。

後決定的に違ったのは靴の匂いでした。中田は汗かきのせいか、靴の匂いがひどく靴用消臭剤を使ってもなかなか取れなかったのですが、良い靴の方はほとんど匂いが残らなかったのです。(後で靴型の消臭効果のおかげと知りました)

良い靴にすっかり気にいった中田は、その後ももう一足良い靴を買い2つの靴を交互に履く事にしました。それから約7年程経ちますが、その二足はいまだに現役で履いています。

安い靴を履いていた時は半年よくて1年おきに新しい靴を買っていたことから考えますと格段の違いです。靴に支払う額も確実に良い靴を履く方が安くつくことが証明されました。

スニーカーやジョギングシューズを履く場合は分かりませんが、革靴を履くのであれば、ある程度以上の値段のものを購入した方が経済的にも有利です。良い靴を購入された事がない方は、試してみる事をお勧めします。