価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

あやまちを素直に認めること

今月初めに起こりました大津市のいじめ問題対する教育委員会のトップの会見では言い訳がましい答弁を行い、世間の反発をかいました。それ以前にも東京電力原発事故の自社調査で事故原因が人災であると断定できないと、こちらも歯切れの悪い答弁に終始し、マスコミ等に叩かれたのも記録に新しいところです。

これら二つの事例が世間の怒りを買うのは、自分達の過ちを素直に認めようとしないからではないでしょうか。逆にこの原則を応用した人間関係を良くする為の方法があります。それは

「あやまちを素直に認めることです」

これは中田が営業をしている時に最初の頃に教わったことなのですが、お客様から何かクレームを言われた際はまずは謝れということでした。謝ったことが後々都合が悪くなるようなら、不快にさせたことでもいいので謝るべきと教わりましたが、それは正しかったと思います。

クレームを言われる際のお客様は概ね感情的になっているのです。その感情面の憤りを一度収めないと冷静の話し合いは出来たものではありません。

仕事でミスをした時も、あれこれ言い訳を言うよりかは素直に謝った方がいいケースがあります。人によってはあれこれ言われる可能性もありますが、しばらくすればおさまるものです。

以前人間は一人一人が強い自尊心を持っている話を書きましたが、誤りを認められないのは、自分の自尊心を守らんとするための誤った反応です。そのような守り方では、相手も自分の自尊心が掛っていますので水掛け論になることはうけあいです。

謝ることは自らをおとしめる行為ではありません、相手の感情を抑えるための人間関係を築く上での技術のひとつにすぎません。大事なのはあなたの自尊心を守ることでしょうか?怒っている人の感情を沈め、事態の解決を早めることでしょうか?どちらを大切にするかはあなた次第だと思います。