価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

物事の受け止め方

以前「アルケミスト」と言う本を読んだ事があります。スペインの羊飼いの少年がピラミッドに財宝があるとの夢を見て、その夢の中身を信じて羊を全部売り払い旅に出て、色々な苦難を経て財宝を見つけるといった話です。

旅をする中で少年は、色々な人から教えを受けるのですが、教わる人がアラビア人である為か「予兆を大事にしろ」「起こることは既に書かれてろ」と言った回教徒的な運命主義的な教えがかかれていました。

中田は以前の何か悪い事が起こった時も、これも別のいい事のきっかけになるかもしれないなと考えていると書いた事がありますが、この考えも

運命論的な考えに基づくものです

中田はデールカーネギーの「道は開ける」に書かれてあったあるエピソードが気いってこの考えを好むようになりました。

今から100本程前のイギリスの軍人が、ある切っ掛けで砂漠の民暮らすことになった時の話です。ある時、彼が乗っていた車が砂漠を運転中パンクしたのですが、あいにく予備のタイヤを運転手が用意していなかったのです。

イギリス人は運転手の不手際を責めようとしたのですが、砂漠の民は「メクドウプ(既に書かれてある)。タイヤがパンクしたのはアラーの決めたことだから仕方がない」と言って平然とし、リムだけになった車でノロノロ進んで言ったのです。

しばらくはそのまま進めたのですが、次にガス欠が発生しました。運転手はこれまた予備のガソリンを用意しておらず、イギリス人はどうするんだと激高しそうになったのですが、砂漠の民はまた、「メクドウプ」と言って、運転手を責める事もせず、車を乗り捨てて暑い砂漠を元気に歩いて目的地に向かったとの話です。

イギリス人は数年間の砂漠の暮らしを行っなっている際に悩みらしい悩みはほとんど起こらなかった、西洋人に起こりがちな神経的な病の原因は、結果を性急に求める西洋の性急な志向が求める結果だと結論付けていたのです。

中田もこれまで悪いと思ったことだ結果的によかったような経験をしたこともあり、この運命思考の考えは、私の考え方の軸になっています。
勿論、運命思考もやりすぎますと、自分の努力で何とかしようとする気をなくしてしまう事となる点は問題です。

ただし、世の中何でも自分の思う通りになるものではありません。自分の思う通りにならないとことにストレスを感じる人は、運命をに自分を委ねる、砂漠の民の考え方をを少しは取り入れてはいかがでしょうか。あなたの気持ちはきっと楽になる筈です。