価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

人は離れる、変わる

先月の話ですが、セミナーの仲間が海外に赴任する事になったのでお別れ会をしました。そのセミナーに中田が参加したのは6年前。当時のメンバーは20名近くいたのですが、その会に参加したのは6名だけでした。

セミナーの終了直後は、結構頻繁に会っていましたし、人数も10人を割る事はなかったのでその当時の状況から考えますと寂しく思いました。ただ人数が集まっていた頃から中田と一緒に参加していたYさんがこんな事を言われていました。

「6人も集まれば充分でしょう。私もこの手の集まりに参加しているから分かりますが、セミナーでも何でも終わった直後はみんな来るけど、1年も経てば顔を見せなくなるものですよ」

Yさんの言葉を聞き、自分のこれまでを振り返って見ますと確かそうかもと思いました。学生時代の仲間で今なお付き合っているのはごくわずかな人です。会社に入ってからの仲間も、一緒の職場にいる時はあれだけ飲みに行ったり、遊んだりした方も、職場が変わった今になっても付き合っている人はごくわずかです。

中田が人付き合いが悪いからそうなっているのかなとも思っていたのですがそれだけではないと思います。何より中田自身が学生の頃や10年前と変わってしまったのも要因だと思います。

新入社員の頃の中田は飲み会大好き人間でしたが、その結果激太りしてダイェットに苦労した中田は、毎日飲みに行くような人とはあまり付き合いは出来ません。一時はギャンブルにはまっていた時に付き合っていた独身の先輩とは、結婚して以降かなり交流が減りました。それは、良い意味で中田の価値観が変わってしまったので、いたし方ないのかもしれません。

現時点で仲良く付き合っている職場の同僚といずれは、交流がなくなる日が来る事を考えますと、いささか寂しさを覚えなくもありません。
ただ、

付き合う友人が何年も変わっていないのは、あなたが何も変わっていない証拠だから注意しなくてはならない

との言葉もあります。自分が変わる事により、付き合う人が変わる事は人生においても受け入れなくてはならない事のひとつなのかもしれません。

とはいえ世界中にたくさんの人がいる中で、その人に出会えたのも何かの縁です。出会えた縁を大切にしながら、長く付き合えるかどうかは自分の価値観に従う。そんなバランス感覚を中田は継続して持ち続けたいと思います。