価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

今与えられた仕事は偶然ではない

長く仕事をしていますと、上司から思わぬ仕事を命じられることもあります。何で自分がこの仕事をしなくてはいけないかと思う時もあるかもしれませんが、中田はそんな時もまずは全力でその仕事に取り組んでみるべきだと思います。

中田は以前別会社に出向した事があるといいましたが、出向先の上司に最初に命じられた仕事がM&Aの案件を探すことでした。証券会社に勤務しているとはいえ、個人の方相手の営業を中心に行ってきた中田が法人ビジネスの中核であるM&Aの話などそう簡単にわかるものではありません。

ただ出向先に上司にそのあたりの違いをお話ししたところで、あまり理解いただけなかった+自分で分からなければ分かる部署に人間に聞けばいいだろと言われましたので逆らいようがなかったのです。

そこで社内のM&Aを行っている部署の人間につてを当たって話を聞いてみたのですが、先方も忙しい方でしたので私の話にいちいちつきあっている事も出来ませんでした。聞けない部分は自分で本を買って勉強したりしたのですが、結局入社して3カ月M&A系の事を勉強したのですが一案件も打診する事は出来ませんでした。

その後上司は中田にその仕事を依頼する事を見切りをつけて、他の人に頼む事にされてしまいしました。一見すると中田のやった事は無駄になったように思えましたが、実はそうではありませんでした。

1年程経ち、出向先の会社がM&Aを実際に行うことになった時がありました。その際M&Aを行う責任部署は別の部署になっていたのですが、その部署の部長からM&Aのチームに入るように言われたのです。その部署の部長もそれほどM&Aに精通しているわけではなかったので、証券会社出身であったことと
その部長の部下から推薦があったらしく中田をメンバーに入れてもらうことにしてもらえたのです。

今回に関しては、以前勉強した効果もあり業務の話にも遅れをとらずついていくことができました。最終的にデューデリの段階で重要な欠陥が見つかったので、M&A自体は実現しなかったのですが、中田としては貴重な経験を行う事が出来ました。

以前読んだ本で、今ある仕事がやってきたのは偶然ではないとの記載を読んだ事があります。あなたが官僚ではない限り消費税の問題をどうしろとの問題は来ませんし、アメリカ大統領でないかぎり世界情勢におけるアメリカの役割を考えろとの問題は来ません。

あなたに来る問題は、あなたに解決できる問題であるからあなたに来るのであるから、今持っている知識や経験のようなちっぽけなもので自分の手に終えるか負えないか決めるべきではないとの記載だったとおぼえています。

知らないのであれば勉強すればいいのですし、経験したとこがないならやればいいのです。人間の成長は、今目の前に課せられた仕事をこなすことで行われると中田は思います。手に負えないと思えた仕事も逃げ出すのでなく、これは何らかの意味があり立ち向かうことこそ自分の成長につながるのではないかと思います。