価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

選ばない意志

衆議院選挙の公示が行われまして、立候補者の表明が行われました。今回は政党が乱立しており、今回の選挙の政党名を全て答えなさいと言うだけで、大学入試の超難問になりそうな気がするくらいです。

政党によって言っている事に多少の違いはありますが、中田が思うのはほんとんどの政党が、○○をしますとは言っているのですが、じゃあその○○をどうやってしますかと言う話しにほとんど具体性がないのです。

逆に一時話題になった金融緩和のようなものをやるとの話は聞くのですが、その施策のメリットと思われるような事ばかり挙げて、デメリットと思われる話しも一向にしません。

少なくとも一企業にいて何らかのプロジェクトを立ち上げた事がある人でしたら、余程信頼関係のある人物と仕事をする以外「結果は分かりませんけどとにかくやらしてください」とは言わない筈です。

前回の民主党政権で、様々な手当てを支給する事を大々的にぶちまけました。財源はと聞かれ当時は事業仕分けにより捻出すると言ったものですが、その後事業仕分けがどうなったかは、ご存知の通りでして具体性を伴わない施策は夢物語にしかすぎません。

このような状況が続きますと、入れたいと思う人や党がいないとおっしゃる方が出てくるかもしれません。中田が提案したいのは、もしそのように考えているのであれば、今回の選挙でどの党も、どの人も選ばないと表明するのもありだと思うのです

どの党にもどの候補者にも魅力を感じていのであれば白紙票を投じるのも手だと言う事です。そんな事をしても何にもならないという意見はあるのは承知していますが、今回の選挙で当選した政治家が仮にひどい失政を行っても、少なくとも私はその人を選んでいないと気持ちを持つ事は自分を楽にする意味で重要でないかと思います。

それなら選挙に行かなくて良いのではないかと言う方もあるでしょうが、中田は違うと思います。誰も選びたくないと思う人が仮に全国民の3割いたとして、その人がまるまる選挙に行かないのと、投票された表の3割が無効票である事は意味合いが違います。

そもそも選挙に国民の4割近い人がいかないので、特定の団体に属し組織票を持っている人が通り安くなるのです。仮に浮動票が2割増えるとしたら、今の政党も少しは緊張感をもって選挙に臨む事になるのではないかと思います。

一人の持つ一票の力はたかがしれたものです。ただ一票の力も数が集まれば巨大な力になるものです。自分の一票で日本の政治を変える程大きな事は出来ません。だからと言って、今持っている一票の力を行使しない事で一体何を変える事が出来るのでしょうか?今の状況を変えたいならまずは行動する事。選びたい人や政党がいないのであれば、その意志表示をする事。大した事でないと思われるかもしませんが、中田はその第一歩が大切だと考えます。