価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

一対一で話を聞く効能

最近中田の部署で来季の方針を考えるように指示がおりています。中田のチームでもチームメンバーで打ち合わせをすることにしたのですが、メンバーの中のSさんとHさんが露骨に議論をしてしまい、雰囲気の悪いまま打ち合わせが終わってしまった事がありました。

Sさんの言っている事は、外部環境が大幅に変化しているので、上からの指示がなくても、部で行うべき戦略全体を見直すような事をしなくてはならないという考えでした。

一方Hさんの方は、Sさんの考え理想的である点は認めつつも、他部署の動き等が定まらない現状では、ウチの部だけで戦略を立てても仕方ないので、目の前にある課題を解決する方を重視すべきだと主張するのです。

中田からしますと、Sさんの言っている事も、Hさんの言っている事もどちらも重要な事だと思いました。言っている事はそれほど大差ないのですが、戦略と戦術どちらを見直す点に優先順位を置くかが違っていただけなのです。

ただこれ以上ミーティングを重ねても、雰囲気が悪くなるような気がしましたので中田、別件でHさん、Sさんと一対一の打ち合わせを設定して、その打ち合わせの最後に今回の件を持ち出して、互いの考えを聞いてみようかと考えました。

Hさんの主張をまとめますと、部長からも目に見える結果を求められるように言われているので、Sさんの言われる戦略のような時間もかかるし、他部署との調整が伴う仕事、自分に求められているミッション以上のことはやりたくはないとの意見でした。

一方Sさんの方は戦術レベルで何をするかの議論はよく行われているが、そもそも何の為にこの施策をするのかの目的意識が欠けている気がしてならない。戦略と戦術の優先度を考えた場合、戦略の方が重要性が高いと考えているので、たとえ時間がかかっても戦略の議論を優先すべきだと思うとの意見でした。

Hさんも、Sさんも話されている事自体には間違いはないと思います。後は、だれだけの人的リソースと時間を配分するかだけの問題だと思いました。中田はSさんにも、Hさんにも改善策を考えるべきですねとの話して打ち合わせを終えました。

2日後にSさんから話があり、上司から指示はされていないが部の戦略を考え、部長知提案したいと思うので力をかしてくれないかとの話しがありました。中田と話をして、SさんもHさんの立場を理解してもらったようで、自分から行動を起こそうと考えてもらったようです。

まだこの話は始まったばかりですので、早急な結論出せませんが議論をいがみあう状況からしましすと、一歩前進した事は間違いないと思います。恐らく一対一の打ち合わせを行わなければお互いの本音を聞き出す事が出来なかったとのかなと思っていますので、一対一で話す事の重要性を思いしった中田でありました。