PM2.5問題

中国で深刻な大気汚染が問題になっていましたが、その汚染物質が風にのって日本にやってくるようになり、対岸の火事とは言えない状況になってきました。

一時は各メディアも北京で暮らす住民の方の生活を取り上げていましたが、それを見る限り、空気清浄機のフィルターが真っ黒になってしまう程の状況で見ていても気の毒なくらいです。

大気汚染の原因は、工場の排煙や車の排気ガス等色々取りあげられてはいますが、いずれが要因でも経済成長を追求した結果もたらされたものには違いありません。

戦前の日本の公害問題でもそうですが、経済成長だけを追求してしまい環境に配慮しない結果深刻な環境問題を起こし、それが行きすぎた結果環境問題対応を行うとの流れは人間の常かもしれません。

歴史に学べと言いますが、分かっているようで人間はこれが出来ません。今回は違う、自分の国は違うと思い油断してしまいがちなのです。中国の大気汚染の問題にしても国土が広いから大丈夫と考えるような暴論もありましたが、やはりそう甘くはない事が今回の件で分かったと思います。

ただ公害問題を起こした日本が、様々な法律を定めかって程ひどい公害を起こさなくなったと同じような事は中国にも起こりうると思います。今は負の面が多く出ている中国ですが、日本と同じ歴史を繰り返すのであれば、再び復活する展開は充分ありえると中田考えます。