価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

望ましくない結果の受け止め方

先日の報道ステーションで出産前検診を受けた二組の夫婦の話が放映されていました。検診を受けた結果は残念ながら、お腹の中の胎児が障害を持っている可能性が高いとの結論だったのです。

二組の夫婦は年齢こそ、30代後半と40代前半と若干違いますが既に二人の子供がいてお腹の中の子供が3人目である状況には変わりません。医師の診断を受けて、1週間後それぞれの夫婦が結論を出します。

一方の夫婦は今回は出産を諦める事を選び、もう一方の夫婦はこのまま出産すると結論を出したのです。それぞれの夫婦に事情があると思いますので、中田としては出産を諦めた方の夫婦を責める事も出来ませんし、出産すると決断した夫婦を誉める事も出来ないと考えます。

ただ中田が興味深いと思ったのは、出産前検診自体をどのように思うかと聞かれた時に、諦めた方の夫婦は「出来ればこんな結果は知りたくなかった」との回答を残していました。

それに対して、決断した方の夫婦は「結果は望ましくなかったが、事実を知れてよかった。既にいる上の子供にも新しく生まれてくる兄弟が障害を持っている可能性が高い事も話して、自分がちゃんと面倒をみると言ってくれたので、心の準備をする事が出来てよかった」と話していたことです。

起きた事に対する対処法としては、中田は後者の夫婦に賛同します。皆さんもご存じの通り、人生においては自分の望まない事もまま起こります。望まない事に起こった事にその事を嘆くか、起こった事に意味があると考えるかによってその後の人生の展開は全く違ってくると思います。

望まないと考えているのは、所詮今の自分の判断でしかありません。最初は望まないと考えていた事も後から振り返ると結果的にはよかったと思える事も人生にはままあります。

番組の内容自体は出産前検診の是非を判断するものでありましたが、大事なのは検診の良い悪いを判断することではなく、望まない結果が出た際にそれに対する受け止め方を決める事の方がより重要ではないかと思った中田でありました。