価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

ゴルフで人生を学ぶ

先日のゴルフのマスターズトーナメントを見ていました。中田は日本の石川遼選手のプレーを中心に観ていましたが、3日目に思うようにスコアは伸びず見た目にも苛立っているのが分かる感じでした。(4日目はベストスコアを出して機嫌よさそうでしたが)

そしてあるホールでミスショットをした際に、クラブを地面に叩きつけて苛立ちをあらわにしました。昨年の全英オープンでもそのようなプレーを見せていた場面もあり、まだまだ石川選手も若いなと思わざるえませんでした。

勿論中田のゴルフの腕は石川選手に及ぶべくもありません。プロの選手ですから、血のにじむような努力をして自分の狙った場所にボールを運ぶべく努力をしている筈です。それだけ努力をしているのに結果が伴わない事に対する苛立ちは分からなくもないのですが、中田としては「正しい事をやっても結果が出ない時もあれば、ミスが結果に繋がってしまうのも人生。結果に繋がらない事にイライラしても無駄だと」思うのです。

中田のゴルフの話で恐縮ですが、先日会社のコンペに参加した際このような事がありました。パー4のホールでドライバーが快調に飛んで、アイアンでグリーンを狙える位置につけれました。中田の第二打はピンに向かって真っすぐ飛びました。ところが、若干飛び過ぎてピンに直接あたってしまったのです。当たって右方向に飛んだボールは、運悪くカート道に当たって跳ねてしまい、あえなくOBに終わってしまったのです。

中田はその時は何であんなベストショットに近い球を打ってこんな目にあうんだと嘆きました。ただその後のパー3ホールで中田の球は右のバンカー方向に飛んでしまいました。

そのままではバンカーに入ると思ったら、バンカーの手前にあるレーキー(バンカーの砂均し)に当たり、方向が変わりグリーン方向に跳ね、カップから2メートル程の所で止まるナイスショットに変わってしまったのです。

この二打を比較しますと、最初の球はほぼ思い通りの意図でボールを打てたのですが結果は最悪。逆に後の球は意図からするとミスショットなのでしょうが結果は伴ったのです。中田はこれが人生の縮図のひとつだと思います。

正しい事を行ったても結果が100%出るとは限りませんし、間違った事をしても結果はついてきてしまう事があるものなのです。

ただ、100%は無理にしても、確率としてどちらが高いかと聞かれましたら間違いなく正しい事を行うことだと思います。間違った事をしていて、いつまでも結果が出るものではありません。人生において、出来る事は確率を高める事だけであり、その為に普段の努力が必要だと思います。100をいつまでたっても切れない中田がゴルフと人生の話をするのも恐縮ですが、石川遼選手のプレイを見てそんな感じを受けた中田でありました。