価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

贅沢とは

先日嫁の誕生日も近い事もあり、誕生日プレゼントとの事で某高級レストランにディナーに行きました。出てくる料理は非常においしく、さすが高級料理店というだけのものはありました。ただ食事が終わってコーヒーを飲んでいる時に嫁が言った一言が中田の印象に残りました

「今日の料理は勿論おいしいけど、これを毎日食べたら病気になるわね」

中田はその通りだなと思いました。お金のある人であれば、中田が食べたようなコース料理を毎日食べる事は金銭面では出来るかもしれませんが、こんな料理ばかり食べていてはカロリーオーバーで健康を害してしまうでしょう。

そしてもう一つ思った事は、仮に普段から上等な料理ばかりを食べていては、この味があたりまえになってしまって感動も何もないのだろうなということです。

中田も普段の生活で普通の御飯を食べているからこそ、今回のコース料理の味が素晴らしいものが分かるのです。要は両極の経験がしている事で反対側の事をした時に感動が味わえるのではないでしょうか?

この事を書いていて、10年程前にあるビジネスで成功した女性の方のスピーチの内容を思い出しました。その方は主婦相手に販売ビジネスで成功された方ですが、その当時も現場にいって自らセールスを行う事があることです。

ある時は現場に言って普通の家庭で販売ビジネスを行う自分と、ある時は社長として業界のパーティ等に参加している。そんな両極端な状況でギャップを味わえる自分の状況が「贅沢」だと思った発言をされていました。

上流の生活の経験も出来るし、普通の庶民の暮らしも見る事が出来る自分の状況に満足されていたのです。これだけ聞いていますと、随分傲慢な発言に思えるかもしれませんが、この方は最後にこうお話しされていました。

「不幸」な経験をするからこそ「幸せ」が分かるものです。人生の山の部分を「幸せ」、谷の部分「不幸せ」だとして、不幸せを味わいたくないからといって「谷」の部分を埋めてしまっては、「幸せ」も「不幸せ」もない人生になってしまう。だから「うまく」行きたいのであれば、その反対の「うまくいかない」も多く経験してくださいと。

贅沢についてもこれと同じではないでしうょうか。普段質素な生活があるからこそたまの贅沢が光るものかもしれません。とはいえ、質素な生活を続けてもたまの贅沢も出来ないようなお金がないのも困りものです。そのあたりのバランスを取るのがバランスワーカーの見せ所なのかなと思った中田でありました。