治療には痛みが伴う

中田は3ヶ月に1回程歯医者に通い、歯や歯茎のクリーニングをしてもらっています。先日顔なじみになった歯科衛生士さんから、麻酔をしてクリーニングをしていいかとの申し出がありました。

中田の奥歯はかなり歯茎の深い所までゴミが溜まっているようなのですが、そこまで掃除をしようとすると中田が痛みを感じる。ですので歯茎に麻酔をかけ、その後掃除をする形で根本から綺麗にしたいとの話でした。

中田は衛生士さんに痛みはあるのかと聞いたところ、中田の歯茎はかなり状態が悪いので痛みがあるかもしれないが、そのくらいやらないと根本治療にならないかもと言われましたので、従う事にしました。

治療自体は麻酔を打った直後に行いましたので、それ程痛みを感じなかったのですが、うがいをする度に血が流れていたのが分かりましたので、口の中はすまじい状態になっているのは想像がつきました。

事実麻酔が切れた後1時間位は、掃除した周辺の歯が結構痛みだしてきました。痛みは結構なもので最初は治療した事を後悔していました。その日1日は歯ブラシを当てないように言われてましたので歯茎の様子は分かりませんでした。

ところが次の日、歯ブラシや歯間ブラシを使用すると明らかに歯茎の様子が違いました。特にこれまでは歯間ブラシを通すとすぐ血が流れていた箇所に歯間ブラシがしっかり入るようになったのです。

１週間後に歯医者に行きますと歯茎の状態がかなり改善したと言われましたので、今ではやってよかったと思っています。中田の今回の症状は歯茎の腫れですので、虫歯のような緊急性のある事態ではありません。

ただ長期的に見て望ましくない事であるのは確かです。ただ治療には痛みが伴うかもと言われた点が気になったですが、治療とは本来そうしたものかもしれません。放置する事は一見居心地のよい状態かもしれませんが、それが長期的に見て有益であるかどうかはまた別問題だと思います。

そうした状況から抜け出すのには、痛みに似た感情を持つ事もあるかとは思いますが、中田は今回の治療の件を思いだし、治療には痛みが伴うものである事を改めて忘れてはいけないと思った次第です。