価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

投資成功の鍵は「忍耐力」

中田の友人で2年前に新規上場した会社に勤めていた友人がいました。彼は上場前からその会社に勤めていた事もあり、未公開株を会社から割り当てられました。

上場後しばらくして彼と飲む事があったのですが、その際株を売却した方がいいのかどうか、どう思うと聞かれた事がありました。確かに上場直後は値上がりしていた彼の会社の株価もその当時は落ち込みがちになっていました。

その際中田は、「会社に将来性がないと考えている?」と聞きました。彼の返答は「そんな風には考えていない」とのことでした。併せて「特に金が要り用になるイベントがあるのか?」と聞きましたが、「それもないとの事でした。」

中田は「今の状況なら株を売る必要はないと思うね」と返答しました。会社が新規上場した直後はそれ専門に短期に売買をする投資家の人が群がるものなので株価は乱高下しがちです。ただ、そうした短期投資家は目先の変動で利益を稼ごうとしている人だから、会社の将来性を考慮しているものでありません。

会社に勤めていて内情が理解している人が将来性があると思うのであれば売る必要はないし、ましてや特にお金が必要としない状況で、下手に使えるお金があると人間ろくでもない事に使ってしまうからその観点からしてもお勧めしないとの話もしました。

その友人と先週約2年振りに飲みに行った際に、その時の話が話題にあがりました。中田は彼の会社の株価の事はすっかり忘れていたのでが、株式分割アベノミクスもあったお陰で、その時売らなかった彼の持ち株の評価は上場した頃の3倍近い値段になっているそうです。中田は特に感謝される事もないと思ったのですがその日の飲み代は彼の奢りとなりました。

家に帰って彼の会社の株価を調べたのですが、中田と話をしてから約1年半今年の1月になるまでは株価はピクリとも動かない水準で推移していたのですが、アベノミクス効果が見え始めた今年に入り株価が急騰していました。この現象を見て投資でうまく行くにはある程度以上の忍耐力は必要なのだなとの思いを強くしました。

ただ、飲みの席で「うちの経営陣はなってないと」愚痴ばかり言う彼に対して、「そんなに将来性がないと思うのなら株売ったら」とは話せなかったのが、吉と出るか凶と出るかは分からないのですけど・・・