価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

【書評】『ディズニー魔法の会計』

先月参加したとあるセミナーでこちらの本を勧められたので読んでみました。
不況の影響も関係なく成長する東京ディズニーランドやディズニーシー。その強さの秘密はサービスのクオリティであるとか、リピーターを引きつけるアトラクションである点はよく言われていますし、その事を書かれた本もありますが、この本はそれらサービスや施設を維持する為に欠かせない「お金」の観点からディズニーランドを書いた本です。

私も今すぐ住んでいる所の傍にディズニーランドはあり、年に1回は嫁と行ってはいるのですが、正直この本を読むまでディズニーランドの借金がどの位あるのか、利益率がどの位あるのかといった数値は気にした事もありませんでした。

ただ企業である以上、当たり前ですが利益が稼げていないと話しになりません。ディズニーランドの純利益率は約13%で、他の利益率一桁台のテーマパークに比べて圧倒的に高い水準を維持していますが、その利益を稼げる源が何であるかも本書を読むまで思いつかない内容でした。

経営者的な財務諸表の見方がしたいと考えているサラリーマンの方には、テーマも具体的ですか理解しやすい内容ではないかと思えます。

ディズニー魔法の会計