価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

都内のホテルに泊まって

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個人的な事情により申し訳ありませんがよろしくお願いします。

今年の夏休みはどこか出かけるだけのまとまった余裕が確保できませんでしたので、普段とは変わった過ごし方をしました。都内の所謂トップクラスのホテルに夫婦で止まってみようと考えたのです。

勿論それくらいのホテルになると、夫婦一泊で泊まれる代金で軽くそのあたりを旅行できる代金くらいの対価は払わらないとはいけないのですが、まあこれも社会勉強の一環と思いまして六本木にある豪華ホテルに泊まってきました。

ホテルに入ってまず驚いたのはチェックインをしている時にオリジナルドリンクと言って飲み物を渡されたことです。それも普通にあるお茶やジュ-スではなく、フル-ツを利用したカクテルのような飲みもでしたからまず違いを感じました。

部屋はさすが地上51階にある部屋でしたのでなかなかの眺望でした。ただ眺望以上に、部屋に付属しているアメニティが結構しっかりしたもので、ヘアブラシなどは嫁がここでは使わないで家に持って帰って使いましょうと話すようにレベルでした。

そのホテルには宿泊者のうちある程度のグレ-ド以上の部屋に宿泊すると利用できる「ホテルラウンジ」がありました。中田の今回の部屋は利用できる権利がありますので、15時過ぎに行ってみるとアフタヌ-ンティ-のサ-ビスがあるとのことでした。

注文しますとかなりしっかりとしたアフタヌ-ンティ-セットが出てきました。普通のホテルのラウンジなどで頼むと恐らく3,000円近くするレベルのものを宿泊者とはいえ無料で提供するのですから、太っ腹な話です。

嫁はすっかりこのラウンジのシステムが気に入ってしまい、夕食時に訪れたところ簡単な軽食とお酒が用意されていましたので、そのあたりのレストランで食事をとらなくても充分お腹が一杯になるくらいでした。

次の日に朝食をとったのですが、こちらもこんなにメニュ-があるのかと言うほどたくさんありました。パンを調べたところ普通の食パン、フランスパン・菓子パン含めて20種類以上のメニュ-がありました。シリアル派の嫁も種類が豊富だったとご機嫌でした。

このホテルのサ-ビス全般に言えたことは気前がいい点です。宿泊料金を払っているとはいえ無料ラウンジもメニュ-を出し惜しんでいる感じはありませんでしたし、朝食メニュ-にしてもビュッフェでここまでいろいろあるのは嬉しいけどこれだけ用意するのは大変だろうなとこちらが心配する程です。

ただ逆に言いますとこの気前のよさゆえに、一度リピ-タ-になった人が離れないのかなとも思いました。ここのところ世の流れはコスト削減の一方であり、ホテルと業界と言えどもお客様に過剰なサ-ビスを行わなかったり、機能を絞って廉価で商品を提供する例は増えています。

ですからそんな世の中だからこそ、ある程度対価はいただいても期待以上の品質を提供するサ-ビスも成り立つのだと思います。マ-ケティングではポジショニング戦略と言いますが、全てのお客様の要求を満たそうとしてもそれはなかなか難しいものです。一番いいのは他社と競合しないポジションを確立することです。

所謂ラグジュアリ-ホテルといいつつ、サ-ビスとなると対価を要求するところもある中では、今回のホテルの気前のよさは非常に好感のもてた中田でありました。