「大義なき選挙」
中田です。安倍総理が衆議院を解散して来月選挙になることが確定しました。新聞でも大義なき選挙と言われていますが、個人的には安倍首相が長期政権を確立するために、どんなに悪くても過半数の議席が確保できる今の時期に選挙をしたとしか思えません。
となりますと今の経済政策「アベノミクス」に首相が本当に自信を持っているのか疑問を感じてしまいます。普通に考えれば自分のる施策に結果が出ると自信があるのであれば、結果が出てから堂々とアピ-ルするのが自然な流れです。
しかし、今週発表されたGDPの速報値が予想外にマイナスに転じたり、来年上げると公言していた消費税率の引き上げを先送りにしたりとアベノミクスに関しては旗色の悪い状況が続いています。自分の行った施策に真の悪い結果が出る前に、早めに次の布石を打ってしまおうというのが今回の選挙の意図かと中田は考えています。
個人的にはアベノミクスの政策は中田は昨年以降評価していません。日銀の金融緩和と言う副作用の極めて高い「カンフル剤の投与に近い」施策しか効果的な施策を行えておらず、カンフル剤が効いている間に行うべき経済政策や歳費削減の面では全く日の目を見ていない状況です。
安倍首相が計算尽くで持ち込んだ今回の選挙。国民の多くが景気回復を実感できていない状況でそう簡単に目論見通りになるか?思わぬ展開もあるかもと感じている現状です。