価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

今週の重賞展望

先週末の競馬は全国的な雨の影響もあり予想がしづらいものがありました。

特に設立以来初の重馬場で行われた秋華賞の1番人気、2番人気馬は明らかに重馬場が応えた内容に思われ、次走のエリザベス女王杯等が良馬場で行われるのであれば秋華賞の結果は度外視してよいと思います。

今週末は3歳牡馬路線の最終戦菊花賞が行われます。

 

菊花賞

 

ダービー上位3着迄の馬が揃って出走しない初めてのパタ-ンだそうです。菊花賞の3000メ-トルの距離は全馬初の距離であり私が予想の中心とするタイムランクを参照になりませんので過去のデ-タを見て思った菊花賞勝ち馬の傾向では思える要素を上げたいと思います。

 

① 前走の成績は悪くて3着まで


ここ10年の菊花賞勝ち馬の前走の成績を見ますとどの馬も3着以内に収めています。春からの休み明けの馬もいませんし、トライアルを使わないで出走してきた馬の前走は全て勝ちです。

今年のような実績馬がいない菊花賞ではやはり直前の勢いは軽視するべきではなく、神戸新聞杯4着に敗れたダンビュライト等はレイデオロが出走しなくても勝ち切るのは困難と思います。

 

② 勝ち馬に騎手の乗り替わりはなし


3000メ-トルの長距離戦ではやはり何よりも騎手との折り合いは重視されるのかここ10年乗り替わりで菊花賞を勝った人馬はいません。

乗り替わりで勝った人馬は2004年のデルタブルースまで遡る必要があります。2着は2014年のサウンドオブア-スや2012年のスカイディグニティ等いますが・・

 

③ とにかく内枠が有利


過去10年では必ずしも絶対的とは言えない傾向ですが、ここ数年の菊花賞の勝ち馬は内枠に集中しています。
2011年の3冠馬オルフェーヴル以降の5年間の勝ち馬の枠順全て1枠と2枠です。


春の天皇賞でもいえますが、京都の長距離戦は馬場を2周回る必要があり、1週目にロス無く経済コ-スを取れる内枠の有利さはこちらが思った以上なのかもしれません。


オルフェーヴルのような断然の実力馬がいない今年のメンバ-では内枠を引いた馬が最も勝ちに近い存在となるかもしれません。

【富士ステ-クス】


安田記念1,2番人気馬に皐月賞2着馬ペルシアンナイト、京王杯AHで覚醒した感のあるグランシルク等来月のマイルチャンピオンシップの前哨戦として楽しみなメンバ-が揃いました。


ただ今週の天気予報では関東地方は約1週間天候に恵まれないようで週末の馬場状態には不安を残します。

ベルシアンナイトは重馬場のシンザン記念で不覚を取っていますし、イスラボニータエアスピネルも血統的に重は得意といえないでしょう。
血統的に得意そうなグランシルクは重馬場で行われた今年春の京王杯では3着と微妙な結果です。

 

馬場が重馬場より悪化するようでしたら、春先にも不良馬場で2着の実績のあるクラリティシチーに注目したいです。


稍重程度まで回復したなら素直に実力馬のレ-スぶりを見るだけにしたいです。