今後の株市場の見通し
今月の日経平均株価は前月末比+1,655円高で終わりました。
日経平均が月間で1,000円以上上がるのは2015年10月以来。
もっともその時は8月~9月にかけて3,000円近く下落した後の反騰でしたので先月のような上昇は実に久しぶりと言えます。
ここまで上がった株価ですが中田自身は短期的には売りの場面に来ているが、中長期の展望はまだ分からないというのが正直な感想です。
約20%となっておりこれは警戒すべき水準です。
ただ日本の株価に大きな影響を与える為替レ-トの動きに直結する米国10年国債の利回りは上昇傾向にあります。
中田は日米の金利差が大きくなると基本的に円安ドル高、金利差が小さくなると円高ドル安になると考えています。
日本の国債金利は一定のレンジ内の動きしかない中で米国国債の利回りが上昇になることは今後円安に傾く展開も予想され、そうなると日本株がすぐに崩れることは考えにくいからです。
3ヶ月程度の期間の比較的短期の売買に徹する方は一旦売却を考えた方がいいかもしれません。
ただ、長期投資に徹するのであれば11月の株価水準を見極めた上で動いても遅くないのではないかと今は考えます。