価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

バビロンの大富豪

今回は「お金」のことについてお話ししたいと思います。これまで私が読んだお金に関する本で最も役にたったと思う本はこちらです。

バビロンの大富豪―「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
著者:ジョージ・S. クレイソン

有名な本ですので、読まれた事のある方も多いと思います。1926年初版の本で、まもなく100年近く経とうとするのに非常に評価の高い本となっています。(Amazon.comの68人にレビューアーのうち50人が☆5つ評価なのですから)

それもこの本に書かれていることが、蓄財・資産形成をする上で本質的に大事である事が書かれているからなのでしょう。

最初に書いてある事は、自分の収入の1割を貯金する事です。支出より収入が上回らない状態を強制的に作ることを自らに課しなさいとのことです。私も多くの人にお会いして分かってのですが、貯金が出来ない方というのは、収入がいくら増えてもお金が溜まらない傾向があるように思います。

そのくせ自分の趣味や、着ている服やアクセサリーもかなりいいものを使っている傾向があります。この本でも、お金が入るとすぐ贅沢品にお金を使ってしまう人のことが、古代バビロニア時代の昔話として書かれていますが、そもそもこの本が100年前に書かれていましたので、その手の人は現代に限らず、100年前から絶えない事の裏返しなのでしょう。

収入が支出を上回らないようにしなさいの後に書かれている事は、

「信頼できる人の助言に従い、賢明な投資をすること」
「お金よりも、賢くお金を使うための知識を身につけよ」
「万が一の事に備え、保険や自分の財産を守る方法を考えること」
「勤勉に働く事が成功の鍵であること」

と貴重な助言のオンパレードです。実際この本に書かれてある事を守れば、経済的にひどく困窮する事はあまりないのではないかと思います。(全部守るのは相当大変ですが)。逆にこの本に書かれてある事の何かを守れなかった人が経済的に困窮する結果になっていると思います。

これだけの名著ですのでこの本を読まれた事が無い方は、今ならAmazonでも図書館でもどこでも読む事が出来ますので、人生で損をしないうちに読まれた方が賢明と思います。