価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

人間関係の話

今日は人間関係に関する話を書こうと思います。中田は30代前半の頃に仕えた上司の人とまるで考え方が合わず衝突し、仕事でもかなり干される等上司との人間関係に悩んだ時期がありました。その時に色々な本を読んだのですが、結果的に一番役に立った本は実は実家の本棚にあった父が所有したいたこの本だったのです。

「人を動かす」デール カーネギー

この本も書かれてから100年近く経つ、ロングセラーになりますので一度は読んだり、読む事を勧められたりした人がいたと思いますがこの本の価値は読むことではなく、本に書かれてある事をちゃんと実践する点にあると思います。

少なくとも中田の場合は、最初にこの本を読んでからしばらくは、読んだ事を実践出来ずに先程お話しした上司の方を含め随分人間関係にトラブルを抱えていました。

このままではいけないと思って、30代の半ば位に著者であるデールカーネギーが創設した「デールカーネギーコース」というセミナーを受講することにしたのです。

その際最初に教わったのが、次の3つの原則でした

①人を批判してはいけない
②人を非難してはいけない
③人を批評してはいけない

書いてある事は単純ですが、当時の私は、相手が何かおかしいことや間違った事を言うと反射的に非難も批判もしていましたので、デールカーネギーコースで2・3週間を目処にこの原則を実践しろと言われた際には随分苦労しました。

ただ、実践してみてこの原則が実に正しい事が分かりました。自分が相手から批判や非難や批評を受けた時気分が良くなるかを考えますと、気分が良くなるわけありません。

言っている本人は相手の為を思って忠告を与えているつもりかもしれませんが、言い方方が悪いとまず感情面が刺激され、反応が動物的になり理性に訴える事が出来ませんので、結局泥仕合になってしまうのです。

そんなまわりくどい事をしなくてもと思っていた時もありましたが、ある時人間が生まれながらに持っている性質に気付き、批判・非難・批評をしないことを最優先にすることにしました。その事については明日書きます。