支出の記録について
今日はお金が溜まらない方には役に立てると思う事を書きたいと思います。
先日お金に関する本で最も役にたったと思う「バビロンの大富豪」を紹介しました。この本の最初に書かれているのは、「自分の収入の1割は自分の為に取っておく」ことです。言い方を変えますと自分の支出を収入の9割の範囲内に留めるようにしろとのことです。
ただ、出来ている人には何でもないことでしょうが、入った分だけお金を使ってしまう習慣がついた人にはなかなか出来ないものです。そのような方がお金が溜める時に一番良い方法が以下の方法です。それは
「自分の使ったお金の使い道を全部記録することです」
そんなことでお金が溜まるのかと思われるかもしれませんが、私自身がお金が溜まらない時期にやってみましたが効果は絶大でした。
お金が溜まらない時期によくあるのは、特に贅沢はしているつもりはないのにいつの間にかお金が無くなってしまうことでした。先程のバビロンの大富豪を読んだ後でしたので、収入の1割は貯蓄として溜めていたのですが、しばらくは新入社員の頃に決めた額以上のお金を溜める事が出来ずにいたのです。
この状況はまずいと思って私が取り組んだのは、家計簿を付ける事でした。(実際はサラリーマンである中田が実際やったのは支出を記録する事です)
記録を付けて分かったのは、自分が想像以上にお金を使っていることでした。特に週1回程度で自分では大した多くないと認識していた、先輩との飲み代が、帰りのタクシー代も含めると結構な金額となっていることと、体の為の良い事だと当時は積極的に通っていたマッサージ代が結構な金額を占めている点に気付いたのです。
この両方の支出とも、自分にとっては人間関係・健康上必要な投資のようなものだと思っていたのですが、ここまで経済面に悪影響を与えているようなら話は違うと考えました。
それ以降先輩との飲み会は原則タクシーを使わないで済む時間に帰る、健康面に関してもストレッチや呼吸法を学んでお金のかかるマッサージには通わないようにする等支出の改善を図りました。
ダイエットの方法にレコーディングダィエットという方法があります。5年程前に岡田斗司夫さんが「いつまでもデブと思うなよ」の本で紹介して有名になったダイェット方法ですが、きつい運動や食事制限なしに自分の食べたものの記録をひたすら付けるだけで痩せるとの方法です。
この方法の意味を私は太っている人にありがちな自分はそれ程食べていないとの認識を、食べた物を記録する事で、自分は結構食べていることに気付かせ自分の認識と現実のギャップを埋める事にあると思っています。
お金で記録をつけるのも同じ事だと思います。お金を使っていないとの思いこみと、現実のお金を使い方のギャップに気付く事でお金の使い方を改めることが出来るのです。
近頃はスマートフォンにも良い家計簿アプリがありますので、以前よりは家計簿を付けるのも簡単になっています。お金が溜まらないと嘆いている方は、家計簿を買ってまずは自分の支出を記録してみてはいかがでしょうか。