価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

投資について思う事

今日は投資について書きます。以前支出をコントロールする話を書きましたが、収入が支出を上回ると余剰が出てきます。その余剰を溜めると当然貯金が出来てきますが、溜めるだけではなかなか資産は増えません。

となると投資をしようかとの話になるのですが、私は投資を始める際には、まず真っ先にこの投資をする事をお勧めします。

それは「自己投資」です。

期待外れでしたか?ただこれも以前お話しした著書「バビロンの大富豪」に書かれていた原則に従った考えなのです。本のエピソードの一つに、ある商人が自分の部下に旅が終わった際に、「金貨10枚とお金に関して書かれた粘土板どちらを選ぶかね」と問う話がありました。部下は全員金貨が欲しいと言ったのですが、商人は次のような話を続けたのです。

ある大商人が自分の息子に対して、自分の後を継ぎたいのであれば5年間修業の旅に出て、自分に後継者たる能力があることを示さねばならないと命じました。そして、息子には餞別として金貨50枚とお金に関する知恵が書かれた粘土板を渡したのです。

5年経ってその息子が戻ってきた際に、父親は5年間に起こったことを話すように息子に言いました。息子は「父上から金貨50枚を貰った際にこれだけの資金があれば何とかなると考えていたのですが、悪い仲間に誘われ馬鹿げた投資を行い無一文になってしまったのです。

そこで初めて父上から渡された粘土板を読み直し、先にこれを読んでおけば馬鹿なことで金を失わずに済んだと思い知らされました。その後に働き始めた後は粘土板に書かれてある内容に従い、収入の1割を取っておく事にしました。また、信頼できる仲間を見つけ、慎重に選んだ投資に自分のお金を投資する事にしたのです。」と話しました。

話し終わった息子は、父親に対し粘土板の御礼として金貨100枚を渡しました。そして父から貰った粘土板に書かれていた貴重な助言こそ、最初に貰った金貨50枚を遥かにしのぐ価値があったこと実証してみたのでした。

いくら金銭があったとしても賢明にお金を運用するだけの知識がなくては、馬鹿げた案件に投資を行ってしまい無一文になりかねません。またこれだけ世の中が変化しいている中で、新たな知識の取得なしにビジネスの世界を勝ちぬいて行く事も難しいのではないでしょうか。

投資案件は儲かる可能性がある反面、失敗する可能性もありその可能性は、経験を積めばある程度見切りが出来るようになるとはいっても、五分五分であることは否定できません。

その点自らの知識取得に投資をすることは、プラス面はある事は勿論、マイナス面である金銭の損失も通常は大したことのないレベルと思います。
(投資で3万円程度失うのはよくあることですが、果たして受講料3万円のセミナーにどれだけの人が参加するでしょうか?)

本に投資して破産した人はいないとの言葉もあります。貯蓄が出来て間もない頃は投資案件を目を皿にして探すよりかは、本を買って読書をするなり、セミナーに参加し学ぶなりして、知識習得のために自己投資をした方が、費用対効果は高いと中田は思います。