価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

自信を持つ事②

前回に続き自信を高める方法の事を書きたいと思います。自信を深める方法のひとつとして、「どんなに小さい事でもいいから、自分のすると決めた事をすること」が第一の方法であることを前回述べました。今日述べる第二の方法は第一の方法の補完的な役割も果たすことです。それは

「自分のした事が思った程の成果が出なくても、出来たことに目を向けるようにすることです」

普通人は何か目標を立てて、思った成果が出なかった時に「これだけしか出来なかったと」否定的に考えがちです。それを「これだけの事を出来たと、わずかな事であっても出来たことに目を向けるのです」。

よくコップに水が半分ある時に、悲観論者は「もう半分した水がない」と思い、楽観論者は「まだ半分残っている」と考える例えは聞かれた事があるかとは思います。常に楽観論者になるのは、ただのお気楽者ですが自信を失いそうな時に楽観論者の考えを採用するのは、自信をつける上では重要と思います。

何故なら、我々の多くは生まれてきて以来「してはいけない」、「しなさい」「出来ていない」と自分を否定される教育を受けてきているからです。

子供のしつけと言いますと、「●○してはいけません」「○○ではなく。××しなさい」との言い方をしないでしょうか。試験と言いますと出来た科目を誉められるより、出来ていない科目の成績を上げなさいと言われる事がほとんどです。

会社に入っても、新入社員の頃は先輩社員からは通常自分の至らない点を指摘され、改善を命じられます。社長になったとしても、株主からは業績の更なる改善や利益の拡大を要求されます。

このように今の世の中は、「良くできました」と誉めてもらえることはほとんどなく、出来ていない点や至らない点を否定される傾向にあるのです。
こんな教育を受けている我々ですので、誉められたり、自分を評価する事に慣れていないのです。ですから、物事がうまく運ばなかった時に、自分を否定してますます自信をなくす傾向にあるのです。

何か物事を始める時に一度の失敗もなく成功するようなことはまずありえません。何回か失敗した上で、よくないやり方を学び修正する必要があるのですが、自信を持てていない人は成功する上で必ずあるべき失敗で、自信を失いすぎ、挑戦事態を諦めてしまう場合もあるのです。

ですから、物事がうまく行かない失敗した時にこそ自らを励まさなくてはいけないのです。その際、ごくわずかなことでも前に進んだと考える事が自分を励まし前に進む力になるのです。

中田も若い頃は完璧主義な所があり、ちょっとの失敗で落ち込み自分には才能がないと諦めてしまいがちな所がありました。ただ、ある人から

出来た点に目を向けなさいと

言われ、目から鱗が落ちたような気がしました。

それ以降は何かあっても、自信をなくさず継続することが出来て、結果第一の方法で必要な継続力も養う事が出来、以前に比べると遥かに自分に自信を持つ事が出来るようになりました。

自分に自信を持てない方は、今回述べた二つの方法を試して下さい。

①「どんなに小さい事でもいいから、自分のすると決めた事をすること」
②「自分のした事が思った程の成果が出なくても、出来たことに目を向けるようにすることです」

きっと自信を持つ事が出来る筈です。