価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

人前でうまく話す方法1

会社等の組織で、リーダーに近い立場になりますと人前で話す事を求められてきます。セミナーや講習会の講師をやってくれと言われたり、講演会で話をしてくれと求められる事をあります。会議や客先でプレゼンを求められたりするのも同様です。

ただ、人前で話す事が好きな人と嫌いな人どちらが多いかと言われますと、苦手な人の方が多いかと思います。私の以前の上司にもその手の依頼があるとことごとく断っている方もいらっしゃいました。

断る理由の第一は、人前で話そうとすると「緊張してしまう」「頭の中が真っ白になってしまう」等平常心でいられなくなってしまうことが原因と思います。

ただこれは人間として仕方のない反応と中田は思います。スピーチ等で大勢の目線を感じる状況で普通に考えるのは「いい恰好をしたい」「恥はかけないぞ」と言った気持ちですが、中田はこの反応は以前お話しした人間の自尊心の反応のひとつだと思います。

スピーチ等を依頼されてよくあるのは、聞く人の感心をかうべく高尚なテーマ―を選ぼうと考えるのですが、うまくまとめられずに結局自分でも何を言いたいのか分からないままに終わってしまうケースもよくあるのではないでしょうか。

そんなスピーチでありがちな間違いを避けるためには、適切なテーマを選ぶ必要があります。それは

「自分の経験や実体験に基づいた話をすればいいのです」

前置き→自分はこんな経験をした→だからこう思う

のパターンを10:80:10の割合で話すくらいの感じで自分の経験を語るのです。自分の実体験を話すのであるから話すネタには困らない筈ですし、実体験を基に話しているので、聞き手も言葉だけの空しい話を聞かなくて済みます。

ここでありがちな反応は、「自分の経験を語るのは恥ずかしい」といったものかもしれませんが、それはという先程申し上げた自尊心の間違った反応のひとつ「自意識過剰」です。

私も自分の経験に基づいた話しをする際に、この内容はまずいのではないかと話す前は考えたものもありましたが、話してみると聞いている人は何とも思わなかった、むしろ面白い話をしてくれてありがとうと言ったケースが多くありました。

聞き手が知りたいのは、等身大のあなたです。何かモノを買う時にまがい物を買いたがらないのと同じで、スピーチの際も、偽物のあなたを誰も知りたくはありません。人前で話すのをうまくやるには、まず適切な題材を選ぶ事が重要です。最も適切なテーマとは等身大のあなたなのです。