価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

投資に失敗してしまう最大の理由

中田は今は株をしなくなりましたが、週末の競馬はまだ続いています。競馬でよくあるのが、自分でもちょっと馬券対象になるのは難しいと思っていても、オッズが良すぎる(配当が付く)
ので馬券を買ってみたいと思って買ったレースがあるのですが、そんなレースは大抵外れてしまいます。

そして外れる度に、いつも思うのは買ってはいけないパターンなのに買ってしまったよと後悔することでした。このように負ける時は自分の決めたルールに従っていない場合が多いのです

以前読んだ本に、世界恐慌時代にアメリカ最大の投資家と言われたジェシー・リヴァモアの自伝がありました。この人は世界大恐慌の際の暴落で巨万の富を築き上げた人物なのですが、それまでに3度大きな失敗を経験しています。

特に3度目の失敗は本当に破産宣言をしなくてはいけない程大きなものだったのですが、その時の失敗した取引を自身で振り返ってた際に、本当に自分でしたものか疑いたくなるような内容で、自分の経験から定めた自らのルールにことごとく反したものだったと語っています。

そもそもその取引を始めたのは、当時コットンキングと言われ綿花取引の大家と言われた人間の助言に従った事だったのですが、当初取引を始めた理由にこだわり過ぎるあまり、相場が逆方向に向かった際に損切り取引をするといった対応が出来なくなっていたそうです。

その後リヴァモアは、
①相場をする時は他人の助言をあてにせず自らの判断を最優先にする
②損した取引は手仕舞い、利益の出た取引を伸ばす

という自らのルールに従う事を徹底し、破産状態からの復活、世界恐慌の際の成功につなげたのです。

株の世界には「相場師の最大の敵は自分である」との格言もあります。
先程のリヴァモアの話や自分の経験から、投資で成功するには、自らのルールに従う自制こそ最も大切なものではないかと、中田には思えるのです。