価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

人を全部真似る必要はない

人生で尊敬できる師と呼べるべき人に会う事があると思います。人によってはメンターと言われる人です。そのような人に会うと、その人から全てを学ぼうとして一挙手一同を真似しようと試みる人がいますし、実際にそうしている人もいるかと思います。

その人と同じようなモノを持ったり、同じような服装をしたり、その人の発言を金科玉条のように捉え、人生の指針としたりする場合もあります。中田も10年程前はそのように考えていましたが、現在ではそこまで極端にしなくてもいいのではないかと考えるようになりました。

中田の以前の上司は今でも尊敬してる人で、未来を予想する視点であったり、部下に接する態度等は今でもその上司の採られた方法を私の指針としているくらいです。

ただ、その上司が自分の上司である役員に接する時の態度は少々疑問を感じるものがありました。その上司は、自分が間違っていないと感じた事は歯に衣を着せず直言する方でした。

一度私が参加した会議でも、上司である役員の方が完全に認識違いの事をおっしゃったのですが、それに対しても「常務その認識は間違っておられます」
と会議の場で直言されていたのです。常務はその場では平静そうに取りつくろっておられましたが、内心はどうであったかは推しはかれるものではありません。

その方は今は役員として子会社に出向するされています。ご本人がその立場をいいと思っていることは救いではありますが、中田としてはやや残念にも思った感があります。

中田的には、もう少し相手の対面やプライドを考えた対応していれば上への心象も変わったのではないかと思いましたので、自分の信念に殉じたと言えばそれまでですが、もう少しうまい対応を取っていただく事も出来たのではないかと思うのです。

それ以降の私は、仮に自分の師として尊敬出来る箇所が多い人であっても全てを真似る必要はないと思うようになりました。師と言えども人間なのですから、人より劣っている点もあるものなのです。

人から学ぶ時は、学びたい所を学び全てをコピーする事はない。何人も尊敬する人に出会ってきました結果、今の中田はそんなふうに考えるようになってきたのです。