価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

「人事尽くして天命を待つ」という言葉

オリンピックからしばらく経ち、メダリストのドキュメンタリー的な番組がよく流れていました。それを見て思う事は、やはりメダルを獲得するようなアスリートの方の努力は並大抵ではない点が良く分かりました。

ただ逆にいいますと、他のアスリートの人も相当な努力をしている分けで、それであるのに光を当てられるのはメダリストの方だけで、メダルを獲得出来なかった、大部分のアスリートに注目される事がほとんどない事を考えると残酷な世界だなと思いました。

スポーツの世界ではよくある事ですが、これまでした努力が結果にかならずしも結びつかない事はよくあります。中田の場合も大学時代は体育会に属していたのですが、大して意識をしていなかった最初の試合でいきなり5位入賞をしてしまいました。これは他の選手が明らかに不調であったりしましたので正直運がいいだけの結果でした。

逆に大学時代最後の試合は、直前で怪我をした為に出る事が出来ませんでした。中田本人の感覚からしますと、最初の試合の努力を1としたら最後の試合に臨んだ時の努力は少なくとも4倍~5倍はしていたと思いますが、最終的にはスタートラインに立つことも出来なかったのたので、何でこんな事が起こるのかと悲嘆にくれた記憶は残っています。

ただあれから20年近く経った今では、「人生はそういうものなのかなと」思います。社会人になった後の営業活動でも、1年間訪問を続けてやっとお客さまになりこれから取り引きの拡大が望めた方が、そのわずか3ヶ月後に急死されたこともありました。2年間通い続けたのに、様々な理由で結局お客様にならなかった事もありました。

努力をしたとしても、結果に結びつかない事は多いのです。勿論正しい努力をしていない可能性も考えなくてはいけませんが、正しい努力をしていたとしてもその努力が報われるかどうかは、ある意味確率論の問題である程度の確率で結果に結び付けばそれでよいと考えるべきだと思います。

「人事尽くして天命を待つ」という言葉もあります。人事=人間としてやるべき事をやって、結果は天命(運にゆだねる)待つ。人が努力を行う事はこの言葉にありますように自分でやるべき事をやりぬく反面、結果が伴うかどうかはある程度冷めた姿勢で待つ事が生きる上で大切かと思います。中田は今後も自分の今やれる事をやっていくようにしていきます。