価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

インパスケット思考研修

先日会社で行われた「インバスケット思考」研修を受けてきました。インバスケット思考と言う言葉は聞きなれないかもしれませんが、管理職がたくさんの仕事を抱える中、仕事の優先順位を決める方法のひとつです。

実際の研修では1時間の制限時間の中で、20件の案件を渡され優先して解決すべき3つの課題と、20案件をどのように処理するか選択しなさいというものでした。

その際に言われて印象に残っていたのは、中田のように部下のいないスタッフが、仕事の優先順位をつける時は、締切(時間)を優先にしがちなのですが、管理職はそうではなく緊急性はなくても重要な仕事を行わなくてはいけないとのことでした。

緊急性はあるけど重要度の低い仕事は、部下や他の人間に任してしまえばいいとのことです。その考え方としては、重要度が高く緊急性の高い仕事は当然優先して取り組まなくてはいけないが、緊急性が高く重要度の低い仕事はいくら放置しても、重要度自体は高くなるとこはないからです。

逆に重要度が高く緊急性のない仕事を放置すると、いつか必ず緊急性の高い仕事になってくる。そうした事を未然に防ぐ意味でも管理職としては、緊急性の高く重要でない案件より、優先順位を高くしないとはいけないとのことでした。

特に研修で重要度が高いが、緊急性の低い案件として代表的なものは「部下の育成」とのことでした。多くの管理職の方にとって「部下の育成」なかなか手をつけられないのが現状と思いますが、ミスの多い部下がいることは仕事の生産性低下に繋がるものですから、指導すべき所があれば指導しなくてはいけません。

中田自身の会社人生でも、20名近くの上司に仕えましたが、部下の育成に熱心だと思われた方は4人~5人程度だった記憶がします。逆にいいますと自分が部下を持った時には、そうした指導に時間をかける存在でありたいなと思った次第です。

ただインバスケット思考のテスト自体は、純粋な正解はないとの事でしたが、時間内に20問全てに回答を出す事が正しいのか、重要な問題に詳細な回答を書くのと、どちらが大切なのかの指針は出してほしいなと思いました。1時間で20問回答という時間的な制約を現実問題に起こったら、多分重要な問題だけに取り組み、重要でない問題は捨てると思いますので・・・