選挙前に思う事

年末が近い慌ただしい時期にも関わらず、衆議院の解散・総選挙が決まりました。この3年間民主党成し遂げた成果を語るとなると個人的には無残の一言だと思います。ただ3年前の衆議院選挙で、民主党政権に多数の票を投じたのは他ならぬ日本国民である我々である事を忘れてはならていと思います。

前回の選挙を我々が反省するとすれば、所謂ブームに踊らされていはいけないという事ではないでしょうか。3年前は「政権交代ブーム」その前の小泉内閣時の「郵政改革ブーム」と選挙の前に何らかのブーム的なものがあった以降の政治は残念ながら結果に繋がらないと思います。

今回の選挙は現状何を争点にしているのか、どこも投票したくないムードが国民に拡がっていますが、この後１ヵ月の動き次第では再び先程お話ししたようなブームが起こらない保証はありませんので、そうした傾向が起こった際はブームに流されない心持は重要と思います。

後は、政治家や政党を判断するバロメーターは口先ではなくこれまで何を成し遂げたかを見るべきだと言う事です。ここまで政治が停滞した3年間で既存政党を非難する事は簡単ですが、非難している側が立場が変わった際にすんなり事を起こせるかと言うとそうでない事が良く分かったのはこの3年間のある意味大きな成果かもしれません。

その政党が口に値するだけの行動を起こしたか、また政党ではなく候補者自身がちゃんとした実績を議員時代に残したかどうか精査する必要があると思います。勿論そうした事に労力をかける事は手間がかかりますが、今後問題が山積みの日本の舵取りをまかせる以上、有権者の方も受け身姿勢で選挙に臨むのでなく、自分に与えられた選択しでベストのものを選択する気持ちで臨む必要があるのではないでしょうか。少なくとも中田は後１ヵ月その心持を持ちたいと考えています。