価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

一事が万事

中田の嫁は派遣社員としてある会社の事務の仕事を手伝っていたのですが、その会社が業務をたたむ事になったそうです。その事を嫁から聞いた際にこう言っていました

「正直言って勤めて半年位になるけど、この会社ならこんな事態になってもある意味当然かとも思っていた・・・」

例えば労務管理の面では、有給休暇取得の際に中田の会社もそうですが普通の会社は上司に許可を取る筈です。ただ、その会社の場合はメールで連絡もしくはひどい人だと、課のホワイトボートに書くだけで有給を取る人もいたそうです。

帰宅するのは派遣である嫁の方が社員の方より早いのが普通ですので、嫁が朝出社したら、指示をくれる筈の社員の人が体調不良とかの理由でなく、予告もなしに休んでいた事もあったとのことです。

また嫁の行っている事務の仕事にしても、書類のフォーマットが整っていないで、嫁がたまたま気付いたからいいものの、管理職すら二重発注のミスに気づいていなかった(今年の1月に変更したにも関わらず)。

経費削減の為に裏紙をコピーに使用するのはいいのだが、他社の見積書のような業務上の機密が書いてありそうな書類を平気で裏紙に使用している等、疑問を感じるような事態がかなりあったようです。

お堅い金融機関に勤める中田としては、耳を疑うような話だなと思いました。そもそも今回のように会社をたたむ程状況が悪い中で、半年前に中田の嫁を派遣社員として雇う事も、経営的な感覚としてはおかしな話です。

そのような話を聞き、「一事が万事」という諺はほんとなんだなと思うようになりました。ひとつひとつの事は大した事ではありませんが、先程話したような個々の緩みがあると、最終的には大事に至ってしまうものなのでしょう。

中田の会社内や取引先には今そのような事象は見当たりません。ただ、嫁の派遣先の会社の話を聞き、先程挙げたような小さな予兆を見逃さない事は大切であるなと改めて思った次第です。