価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

脳にやさしく

先日の夜のことですが、中田が仕事を終えようとしますと後輩のFさんがまだ残業をしていました。何をしているかと聞きますと、明日の会議資料がまとまらないとのことでした。

その会議は中田もオブザーバーとして参加しているのですが、直近収益の低下しているある業務の今後の対応策を考える重たいテーマの会議でした。Fさんは、資料内容や構成がうまくまとまらない事に悩んでいたようです。

後どのくらいで終わりそうと聞きますと、30分程で終わるとの事でしたので中田ももう少し待ってみる事にしたのですが、30分経っても終わる気配がありません。

Fさんに資料作成のどこに悩んでいるのと聞いたのですが、ああだこうだと言うのですが、Fさん自身も整理できていないようです。中田の知っている限りでこうしたらとアドバイスをしたのですが、それも納得のいかない様子でした。このままでは仕方ないと思って中田はこう言いました

中田「Fさん今日はもう切り上げて、明日の午前中に考えよう」
Fさん「いやでも、明日は明日でやることがあるのですが」
中田「でも今のFさんの疲れた頭でいくら物事考えてもいいアイデアは浮かばないよ。実際この1時間そうでしょう?」
Fさん「確かにそうですが・・・」
中田「何か考え事をする時は脳みそをリフレッシュした状態にしないといけないと思うよ。Fさんのような働き方は脳みそに優しくないよ。そんな脳を酷使する仕事の仕方をして、あなたの脳みそが期待に応えてくれるとは到底思えないと思うよ」
Fさん「そうですかね」
中田「脳みそがあなた部下として、自分が疲れているのにこき使おうしている上司の言うことを聞きたいと思う?それと同じことだと僕には思うよ」

Fさんはしばらく悩んでいましたが、分かりました今日は帰りますと言って帰宅の途につきました。次の日のFさん作成の会議資料を見てみたのですが、昨日悩んでいた、現状の問題と解決策の箇所も綺麗に一覧になってまとまっていました。(その前にFさんから遅くまで引き止めて申し分けなかったとのお詫びはちゃんとありました)

中田も徹夜で会議資料を作ったこともありますが、自分の経験を踏まえても企画立案やアイデア出し系の作業を疲れた状態で行ってもよい効果は望めません。脳みそにやさしくあること。そのことを守ればアイデア出しや企画資料作成の効率は確実に上がるとことは間違いないと思います。