価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

苦しい時は声に出す

先日の火曜日後輩のMさんが会社を休んでいました。水曜日に出社して来たMさんに体調の事を聞きますと、どうも先週末の日曜日に休日出勤したことが体に応えているとのことでした。

Mさんは月末迄のプロジェクトの中心メンバーとして働いており、大変とは思いましたが中田とは課も違いましたので、せいぜい体調をこれ以上崩さないように注意してくれ程度のことしか言えませんでした。

その日の夜中田が帰ろうとしますと、オフィス内には2~3人の人しか残っていませんでしたが、その中の一人にMさんがいました。帰る前に一声かけようと思い、「遅いね。まだ例のプロジェクト絡みの仕事なの?」と聞きますと「いえ、これは今日の会議の議事録作っているです」との返答でした。

その会議は例のプロジェクトとは関係ない会議ですし、議事録作成の係はMさんの他に同じ課のTさんもいた筈です。中田はMさんがプロジェクトで忙しい事は分かっていましたので、「議事録作成なら、Tさんにやってもらえればいいんじゃないの?」と聞きましたが、「交代で議事録を書いてまして今週は私の当番ですから」と言い張ります。

中田はMさんにこう言いました。「Mさんが責任感強いのは分かるけど、昨日休んだばかりでしょ。例のプロジェクトも忙しい状況なのだから、議事録作成のような、他の人に任せられる仕事はお願いしてでも任した方がいいよ」

「ただぞれはTさんに悪くて・・」「それならプロジェクトの仕事が忙しくて困っている点だけはちゃんとTさんに相談したら。仕事の状況と昨日休んだ事を考えれば、Mさんが大変なのは俺でも分かるけど、本当に無理なのかどうかは本人が言わないと分からないよ。苦しい時は声に出すのが正解。黙っていて私の状況を理解してくださいといってもうまくいくわけないよ」

Mさんは考えますと言ったので、その日の会話はそれで終わりました。次の日の午後にMさんから議事録が送付されましたので、あの後無理して作成したのかなと思ったのですが、後から話を聞きますと議事録は途中まで自分で作ったので最後まで作成したが、他の急ぎでない仕事はTさんにお願いしたとのことでした。

中田も若い頃にやったことあるので分かりますが、仕事を抱えすぎて苦しい時は他人が気付いてくれるだろとう思ってはいけません。声を上げない限りはそこまで追い詰められていないと人は思いがちなのです。苦しい時は皆さんも声を上げるようにしてください。苦しいから助けてくださいと言われて、無下にするような人は普通の会社にはそれ程いないと思います。そこで声を上げずに、自らがつぶれてしまっては元も子もありませんので・・・