価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

約束を守らない人への対応法

「そんなの約束が違うじゃないですか。今日中にデータいただけないと困るんですよ」

同僚のWさんが電話で声を荒げています。何かトラブルがあったようですので、話しを聞いてみますと他部署のYさんが今日中にもらう約束になっていたデータを渡せなくなったと言われたみたいです。原因を聞いてみますとYさんの抱えている他の業務が忙しくて対応出来ないとのことでした。

中田はYさんの顔を浮かべ、あの人なら言いそうだなと思いました。正直言いますと自分の仕事を責任をもってやるかといいますと、それほど責任を感じない人で、今回みたいな事を平気で言うタイプです。

とはいえYさんから今日中にデータをもらわないと他の業務に支障がでます。中田がWさんに変わってYさんに再度依頼の電話をする事になったのですが、Wさんのように声を荒げてもよくないと思いしたので、中田はこのように電話しました。

中田「あ、Yさんですか。中田です」
Yさん「(明らかに警戒した様子で)何でしょうか?」
中田「あの先程もWさんからお話しのあったデータの件ですけど」
Yさん「ああその件ですが先程もお話しした通り、今日業務が立て込んでいまして、明日以降にさせていただきたいんですよ」
中田「Yさんが忙しい件は私も聞きました。先月は取引も多いから月初の定例業務もいつもより忙しくなるのですね」
Yさん「ええ、全くその通りです」
中田「ただうちとしてもYさんからのデータをいただかないと色々業務に支障が出るんですよ。ちなみにYさんにお願いしいている業務はYさんだけしかやっていただく事は出来ないのですか?」
Yさん「いや他にも出来る人はいますが」
中田「それではYさんにお願いした業務、他に出来る人にやってもらうようお願いしてもらえませんか。そうすればYさんも業務に集中できるし、うちの部も助かるんですよ」
Yさん「・・・」
中田「1時間程したらまた電話しますので、状況を聞かせてください」

1時間後にYさんから、今日中に対応しますとのメールがあり。最終的には中田が帰るまでにはデータを貰う事が出来ました。今回の例はうまく行きすぎとは思いますが、今回のように人に約束を向こうが破りそうになった場合でも、人に何かをお願いするのであれば、批判や非難は不要です。相手に同情を示しつつも、やってもらう事はやってもらうそれが相手を説得する際の原則ではないかと中田は思います。