価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

花粉症デビューの人を見て

最近はそれ程でもなくなりましたが、今年の東京は花粉の飛散量が非常に多かったのです。これまで花粉症になってなかった人が、花粉症になってしまう所謂「花粉症デビュー」になられる方も多かったのではないかと思います。

中田の周りでも二人程の方が今年「花粉症デビュー」となりました。ただ最近は花粉症の薬も結構良いのが出ているようで、昔のように花粉症はおさまるが強烈な眠気が襲ってくるといったものはなくなり、二人とも症状が発生すると薬を飲んで抑えているといった状況でした。

そんな時のある日、中田が先程の二人と外出する事になりました。その日は天気予報でも猛烈な花粉が飛ぶ事が予想されている日で、中田の職場で最も花粉症がひどいと思われる上司は朝から調子が悪そうでした。

中田もこれは油断出来ないなと思い、上司と同じくマスクをして外出しました。ところが、花粉症デビューした先程の二人を見ますとマスクも何もしていません。

中田が今日は花粉の飛散量が多いですからマスクをした方がいいですし、マスクがないなら中田の持っているのを貸しましょうかと言ったのですが。二人ともマスクをするのは面倒だといいます。

でもマスクなしで外出して花粉症が悪化したら元も子もないのではと言ったのですが、二人とも判をおしたように「ひどくなったら薬があるから大丈夫です」と言ったのです。

中田はもともとアレルギー性鼻炎持ちと言う事もあり、7年前に東京に引越した際にすぐ花粉症の症状が表れました。その後は空気清浄機に投資したり、生活習慣を改善する事でかなり花粉症の症状は抑えました。

ただ未だに花粉症の季節になりますと、マスクをして予防策に努めます。そのお陰もあってか、例年の数倍の量の花粉が飛散したという今年でもそれほど症状が出ないですみました。

ですので中田から見ますと、花粉症デビューの同僚二人は症状が出たら薬で抑えるといった対処療法はしているといえ、何の予防策もほどこしていませんので、冷たい言い方をしますとなるべくして花粉症とも言えます。

マスクをするのは面倒な話しかもしれませんが、マスクにかかるコストと花粉症にかかる薬代のコストを比較すればどちらが経済的であるかは明らかですし、発症した時の不快感によるパフォーマンスの低下を考えますとそちらの方が面倒だし、非効率がと思います。

日本では健保の制度もあり、比較的安い値段で医師の治療を受ける事も出来ますが、医療費の増大は今の日本の社会問題のひとつであり、中田の会社の健保も赤字の状態が長く続いています。

健康は不思議なもので健康な状態である時はありがたいとも何とも思いませんが、失うとありがたみが分かるものです。健康状態を維持したいのであればもっと、予防策にも力を入れた方が効率的なのにと感じる中田でありました。