歌舞伎を見て
25年振りに観た歌舞伎の感想を言いますと、日本の芸術は凄いなとの思いを強くしました。歌舞伎の語りは独特の語り口調でありますので分かりにくい点はありますが、それでもマイクなしの地声で劇場全体に聞こえるのは大したものだと思います。
義太夫節の人達は独特の発生方法をされるので、中田のような観劇初心者と思える人がその所作を見て、一瞬吹き出すシーンもあったのですがそれでもあの独特の発生で、劇場全体に拡がる声をだすのも素晴らしい技術だと思いました。
演奏を担当する長唄の方も、オーケストラのように指揮者がいない状況で劇のタイミングを図って演奏されていますしたが、これも相当な練習と出演者との呼吸が合わないと出来ない事だと思いました。
一度観ただけの中田がこのような事を書きますのも僭越かもしれませんが、少なくとも25年前に中学生の時に分からなかった歌舞伎の凄さは感じられるようになりました。
世の中はグローバル人間にならなくてはとの傾向がありますが、やはり自分の国の主たる文化は学ぶべきだなと改めて感じた中田でありました。
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追伸:GWは予定が入りましたので、5/3(金)及び5/6(月)のブログ更新はお休みさせていただきます