何でもないようなことが

先月のことです、嫁から突然ﾒ－ﾙで地元の親友が亡くなったとの連絡がありました。たまたま夫婦二人で地元に戻る用事がありましたので、中田も一緒にお通夜には参加することにしたのですが、直前になる迄どのような理由で亡くなったかがよく分からない状況で帰郷しました。

お通夜直前になり嫁の友人から、亡くなった方が再婚後しばらくして妊娠されたことを知りました。妊娠後もしばらくは働いてそうですが、もともとハ－ドワ－カ－であったことが祟ったのか体調の不良を訴えるようになり、先日会社を辞めたばかりであったことも聞きました。

亡くなった直接の原因は肺血栓とのことでした。恐らく体調不良＋妊娠により体のどこかに出来た血栓が運悪く肺の血管を詰まらせてしまったようです。

中田は通夜に参加しましたが、今回初めてお会いする亡くなった友人の旦那さんの落胆ぶりはやはり目につきました。結婚直後の奥様のみならず、お腹の中のお子さんも同時に失ったことになるのですから、心中を察するにあまりある限りです。

そして亡くなった奥様自らが作成された、春の結婚式のウェルカムボ－ドが亡き個人を忍ぶ品として置かれていたのを見て、中田は無情感を感じざるには得ませんでした。

亡くなった奥様はまだ39歳でした。中田は当たり前のように40歳を超しましたが中田が当たり前のように思っている40歳を迎えられなかったのです。また中田夫婦は今年結婚3年目を迎えますが、結婚後半年で結婚生活を終わらざる得なかった方もこの世にはいることを改めて痛感しました。

よく言われますが、普段何でもないように思っている事が最も大切ですし、有りがたいと感じなくてはいけないのです。何でもないようなことに幸せを感じる、世の中で生きていくには必要な知恵だなと改めて思い知らされました。残されたものとしては、今日1日1日を大切に過ごすのがせめてものご供養かなと感じています。

ご連絡:個人的な事情のため、本日以降のブログ更新は不定期更新とさせていただきたいと思います。読者の方には申し訳ありませんが、何卒ご了承ください。