やたら弱気な日経新聞
日経平均株価は北朝鮮リスクがピ-クとなった9/8からみますと約1,000円上昇しました。ここ約2週間で中田が気になったのは日経新聞のマ-ケット蘭にあるコラム「スクランブル」がやたら弱気である点です。
日経平均株価が280円上昇した9月11日の翌日の9月12日の記事のタイトルは
「日本株は割安の幻想」
12日の更に株価が230円上昇した翌日9月13日のタイトルは
「海外勢、内需株に弱気」
そして3連休明けの9/19に約400円上昇した翌日9月20日のタイトルは
「2万円踊らぬマネ-」
と徹底した弱気路線を貫いています。
無論急ピッチの株価回復は警戒する必要があるは確かですが、日経平均株価がPERの点から見ても先月時点では割安水準であったのは中田が以前書いた通りですし、9/19の株価上昇に一役買ったのが先週弱気であると書いた海外勢であることは9月20日の記事の冒頭で認めています。
中田自身も今の株価水準はせいぜいここから1割上昇すれば充分程度の長期的に見ると割高な水準であるとは思っていますが、仮に弱気基調の日経のコラムに強気の意見が出てくるようなことがあればそれこそ警戒が必要なレベルに達した指標になるかもしれないと思うようになりました。