REITは本当に割安か
先月30日の日経新聞のスクランブルに 「REITに損切りリスク」とのタイトルのコラムが掲載されていました。
内容は地方銀行が保有しているREITが各行の定める損切基準に近づき始めているとの内容で、特に東証REIT指数が1600前後の水準が危険領域だとのことでした。
その中で地銀の損切りを待ち構えているのが海外投資家だそうです。東証のREIT指数が4%を超える中地銀の損切りが行われ、一時的に価格が下がれば絶好の買いチャンスと見ているとのことですが、果たしてそうなのでしょうか?
REITの割安を判断する際に中田が参考にしている指数にTMAX社が作成している「TMAX P/NAVインデックス」というものがあります。
このインデックスの加重平均値が1以上であればREITは割高、1以下であれREITは割安とみなされるそうです。指数の過去推移から見ても0.6~1.6ポイントの間で推移していますので信憑性は高い指数と中田は思っています。
現場の水準は1.15と割安とは言い難い水準であり、むしろ昨今大幅に割高であったREITの割高さが解消されている途中と言うのが正確かと思います。
中田の意見としてはREITはまだまだ割安とは言い難い水準だと思います。REITに関しては。.割安となるタイミングをじっくり時を待つ。それが最も良い判断かと今は考えています。