価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

「リスクとリターン」どちらが大事?

仲次郎は社会人になってから人並み以上に色々な投資をしてきました。投資の道は奥が深いので、現時点でこれが結論と断言するつもりはないのですが、投資において所謂「リスクとリターン」どちらを重視した方がいいかと思いますと、リスクだと思います。

中田の考えるリスクとは以下のようなものです

・うまくいかなかった際に生じる最大限の金銭面での損失
(普通の投資であれば、元金全て失うことでしょうが、Fx・先物等元手の数倍の資金で投資を行うのであれば、その金額です)

うまく行った時の儲けより、失敗した時の最大限の金銭面での損失を考えた時に、その損失に精神的に耐えれると判断した際に投資を実行した時がよいと思います。

何故なら

投資の世界で自分の読みがピタリと的中することは、ほとんど期待出来ないからです。

当たると思った投資が失敗に終わる。逆に当初たいして儲からないと思った案件が大当たりする。昔は中田自身の経験が不足している為に失敗の方が多いのであって、投資に成功している人は成功する案件をかなりの確率で発見されているのかと思ったのですが、そうでないようなのです。

私の大好きな投資家にアメリカ最大の投資信託を運用していた、ピーターリンチ氏がいます。投資信託運用者の中では特筆すべき成功を収めたとされる氏ですら、自分の著書で、自分の買った銘柄で買わなかった方が良かったと思う銘柄の方が買った方がよかったと思う銘柄の方が多かったと語っています。

逆に言いますと、買ってよかったと思った割合の少ない方の銘柄で、あれだけの実績を残されたということになり、投資の本質は儲けた銘柄の数ではなく質なのだと思います。

株式投資を始めた際に学んだ最初の本に書いてあったことで、未だに印象に残っているのは、投資がうまく行かなかった時に、損切りをして投資をやめることの重要性でした。

投資を行う際には元手である資金を守ることが何より重要です。ある程度資金が残っていれば、そこから巻き返す事も可能ですが、ゼロになってしまっては回復する事は不可能です。

中田としては、FXや先物取引等で自己資金の数倍の規模の取引を行うのは、そうしたリスクコントロールが余程しっかり程出来た人でないとかなり難しいと思います。

FXや先物を行っていた方の中には、昨年3月の東日本大震災の直後の株価の暴落や為替の急速な円高が発生した際に、大きな損失を出した方もいます。古い話で言えば2001年のアメリカの同時多発テロの際も同じです。

あれだけの震災やテロの発生を事前に予想できた方がいるのでしょうか?予想できたと言えないのであれば、自らを滅ぼすような過剰なリスクを避けるのが投資を行う上では最も重要ではないかと、中田は思うのです