価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

チャンスについて

仕事やビジネスをされていて自分の馴染みのない案件をするように言われた時みなさんはどう思われるでしょうか?その仕事は私は慣れていないので他の担当者にやらせてくださいと主張するでしょうか?

中田はそのような話があった際は余程条件が悪い、ことでない限り話を受けることにしています。先程書いたような、慣れていない、経験がないから出来ませんといった姿勢は、中田の30代に経験したことから見ますと残念ながら

チャンスを逃す態度だと考えています

中田が営業の仕事を外され、事務職の研修を受けているある日に会社の人事部に来てほしいとの連絡がありました。大体人事に呼び出されるとロクなことがないのが中田の会社の伝統ですから、恐る恐る人事部に行きました。

すると突然人事部長があらわれて別会社に出向して貰いたいとの要請を受けたのです。しかも、出向先は中田の今までいた金融とは全く違う業界でした。

中田はそれまでに一度出向経験はありましたが、それはあくまでも子会社への出向でした。人事部長に「この業界に当社の社員が出向するのはよくある話なのでしょうか」と聞きますと、全く初めてだとの回答でした。

更に「自分はどのような仕事をするのか?」とも聞いてみたのですが、「特に決まっていない。会社の関係性を深めるのがミッションなので、何を行えばいいのかは中田君が考えてほしい」との返答だったのです。

この回答を聞いて皆さんはどのように思われるでしょうか?私も一瞬、これは私にとって荷の重いとんでもない仕事ではないか、打診の段階であるなら断った方がいいかもと考えてしまいました。
だだ、同時に私の頭の中にある有名な格言が閃いたのです

「チャンスの神様は前髪しか生えていない」

申し上げるまでのないことかもしれませんが、チャンスの神様は通り過ぎた後に、チャンスの神様だと分かってつかもうとしても、後ろに髪がないのでつかめない。前から来た時にしっかりつかまないといけないという意味です。

その時の私の状況こそそれなのだと思い一瞬躊躇した考えを改め、その場で人事部長に対してお話を受けさせていただきたいと返答したのです。

その後出向先で、本当に色んな意味で様々な経験をさせていただきましたが、振り返って見て、私にプラスになったかと言いますと間違いなくプラスになったと思います。

後で、チャンスの神様の格言には人によっては、神様の前髪は長くて顔を隠しているので、一見するとチャンスの神様とは思わないけど、それでも来た時につかみにいかなければいけないとの意味もある事を知りました。

私もその考えに同感です。チャンスは明らかに自分がチャンスと分かる形で来るものではありません。一見チャンスとは思えない「やっかい事」こそ形を変えたチャンスではないかと思えるのであれば、不測の事態があった時にも前向きに対処できるのではないでしょうか。40歳になった中田はチャンスとはそのようなものではないかと今は思っています。