価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

去年の夏のトラブルで学んだこと

中田の普段データ集計の仕事をしています。会社内にある様々なデータベースにアクセスし必要なデータを取り出す事を普段から行っているのですが、去年の夏にあるトラブルに巻き込まれました。

月初中田の部署は、前月のレポート用に色々なデータを取り込むのですが、いつもは何のトラブルもなく抽出出来るデータ端末の反応が妙に鈍いのです。いつもなら5分程度で取得出来るデータが30分かかったり、容量の大きいデータを取得しようとすると途中で作業が止まってしまったりするのです。

システム部門の担当者であるYさんに連絡したのですが、どうも普段端末を使わない部署が緊急の調査用にデータベースにアクセスして大量のデータを取得しているので、端末に負荷が掛っている。午前中で終わる筈なのでもう少し待ってくれとの返事でした。

中田としては今日中に取得したいデータは山ほどあったのですが、まあそういう事情ならお互い様だと思いましたので、午前中で終わるのならと納得しました。

午後になり作業を行ったのですが事態が一向に解消されません。再度Yさんにに連絡したのですが、同じ言い訳を繰り返すだけでしたが今回はこのままの状況が続くようなら、先程申し上げた部署に中田の部署も困るので使用を制限してくれるように調整を図るようにお願いしました。

しかし午後4時を過ぎても状況は改善しません。電話をしたところ5時過ぎまで会議だと言う事ですので、会議が終わったらすぐ折り返し連絡をしてほしいと伝言をお願いしました。

ところが5時半を過ぎても連絡がないので、再度担当者に連絡を取ったのですが、Yさんは既に退社したと連絡があったのです。先程伝言を依頼した方にちゃんと連絡はしたのですかと問い詰めたですがメモは机に置いたとの事でした。すぐ連絡が取りたいので連絡先を教えてくれと連絡をしたのですが、緊急の電話番号は管理職しかしらないがその管理職も休暇中である、併せてYさんは夏休みに入るので1週間は出てきませんよと言うのです。

いわゆる敵前逃亡です。Yさん担当のシステムでトラブルが発生しているのですぐ対応して欲しいと依頼したのですが、今いる担当者はそのシステムに詳しい人間がいないのでどう対応したらよいか分からないといった有様でした。

その時は中田の部署の管理職の方もいなかったので中田も対応に悩みました。システムの不具合でデータが取れなかったので、レポートが作れなかったとシステム部門に責任を負わせることも出来たのですが、自分達がやるべき仕事が出来ないのでそれは何とか避けたいと思いました。

対応を考えている中で中田は、Yさんの前にそのシステムの担当者であったHさんに対応をお願いしてはと思いました。ただHさんは異動して別の部署におられたので本来でしたらお願いするにははばかられる相手でしたし、中田はあまり面識がありませんでした。

ただ中田の部署のWさんは普段からゴルフに行かれるほど仲がよかったので、WさんにHさんにトラブルが発生したので前の担当の仕事で申し訳ないが協力してもらえないかとのお願いをしました。

Wさんの電話に対してHさんは一瞬躊躇されたそうですが、他の仕事もあるので自分の管理職がOKを出したら協力するとの返答でした。その管理職の方は中田の部署のある管理職の人と関係が良い事は分かっていましたので、その方経由で依頼のお願いをして、Hさんの協力を仰ぐ事に成功したのです。

結局そのトラブルは業務範疇外の仕事に関わらず、深夜まで手伝っていただいたHさんの獅子奮迅の働きもあり何とか最悪の事態は避ける事が出来たのです。

この件で中田は仕事での人間関係が大切なのはこういう事もあるからだなと思いました。中田と直接面識がなくても、中田の知っている人となら面識がある人はいますし、特に今回のようにイレギュラーな対応をお願いする時は面識のある人からお願いする方が効果的だからです。

こういう事もあるから社内の人脈を作ることも、同じ職場で働く人とも良好な人間関係を築くことも大切だなと思った次第です。ちなみにくだんの担当者Yさんは休暇明けに一言電話で「すいませんでした」と言ってきただけでした。一事が万事とはこういう事をいうのでしょうね。