価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

休むも相場

中田の趣味のひとつに競馬があるのでずが、競馬は今秋のG1レースという大レースが続く時期にかかっています。ただ、先日行われたある週のG1レースはどうしても買う気が起こりませんでした。

勝つ馬はほぼ決まっていました、その勝ちそうな馬の配当もごくわずかで賭けを行う程の魅力にも欠けていました。ただ、そんなふうにレースの事を考えていると雑念が色々湧いてきます。「もしたしたらレース中にアクシデントが起こって、勝つと思っている本命が負けるかもしれない」「競馬には絶対がないといわれているのに、この馬にこれだけの配当しかつかないのは、所謂過剰人気状態で、かえって危険だなとか」

このまま家にいていると、馬券を買ってしまいそうな状態になりそうでしたので、まずいと思って嫁と近所に出かけることにしました。レースの時間をやり過ごして、家に帰って結果を見ますと勝つと思った馬がやはり勝っており、配当もごくわずかなもので、やらないで正解だったと思った次第です。

株の格言の有名なもののひとつに「休むも相場」との言葉があります。株式市場は日本の場合平日に常に運営されています。市場が開いてますと何か一つぐらいは急上昇・急下落する株がありますので、儲けのチャンスが無限にあるように思いますが、そう簡単なものではありません。

実際は全ての株価の値上がり、値下がりを予測する方法などありませんので、「予測が的中できることもあれば、出来ないこともあるのです」。自分の予想ち自信がない時に、下手に相場に手を出してもうまくいかない事が多いので、休む時は休むようにしなさいと戒めたのが先程の格言の真意と思います。

短期間で成果を出そうとする人間の性かもしれませんが、以前紹介した相場本にこんな投資家の例が出ていました。その人はアメリカのフロリダ州に住んでいるですが、普段は株を行わず、市場が自分の予想した動きになると、取引をはじめ、市場が自分の予想した範囲外の動きを起こすと、取引をやめてフロリダに帰る生活を繰り返したそうです。

億万長者と言えるような成功は残していなかったのですが、大金を稼ぐ事だけが投資家のバロメーターとして考えるのではなく、こうした自制的方法を続けるのせ、良い生き方ではないかと中田には思えます。