価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

身切り千両

先日中田の持っているネット証券の口座を見て見ますとあるレポートが届いていました。よく見て見ますと今年の正月に売却した投資信託の事務連絡だったのですが、設定を解除するの忘れていたのでまだ届いてきたようでした。

既に売却した商品ですが、何のお知らせかなと思って中身を見てみますと投資信託の分配金引き下げのお知らせでした。そのお知らせを見て中田は驚きました。昨年の年末にも分配金の引き下げを行ったばかりでしたので1年も経っていないのに再度引き下げを決めるとは・・・

その商品は3年前に発売された当時ブームとなっていた分配型の投資信託でした。運用のコンセプトは面白いとは思っていたのですが、折からのドル安・円高もあり運用成績を冴えませんでした。

そんな折昨年の年末に連絡があったのが、分配金の支払い額を25%カットするとの連絡でした。この手の商品は分配金の額を減らすと販売額や資産額が減る事も予想され、ほとんどの会社が分配金の額を減らすにしても慎重に行う事が多いのですが、いきなりの大胆な減額に驚いた記憶がありました。

その引き下げ額を見て、この商品の担当者や会社には期待出来ないなと思いまして売却すると15%程の損失が出る状況だったのですが正月明けに手仕舞いしました。今回の連絡を見ると、分配金の額を昨年25%引き下げた額から更に50%下げるとの連絡でしたので、当初の分配額から見ますとほぼ半減以下の水準にわずか1年で下がってしまったのです。

今回の連絡を聞いて、間違った判断をしたと思った投資からは早めに引き上げを行うのが正解だとの思いを強くしました。投資という言葉が示す通り投げたものがどう戻ってくるかは予想出来ないものです。相場の世界には「身切り千両」という格言がありますが、改めて格言通りだなと思い知らされた今回の件でした。