価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

健康とは自己で管理するもの

うちの兄が新入社員になった直後に実家に帰って来た時に、担当である支店長が厳しいと嘆いた事がありました。兄が風邪を引いて、欠席の連絡を入れた際にその上司から同情の言葉が一切なく「自己管理が出来ていない」と一喝された相当腹を立てていたようで、あんな冷徹な人は見た事ないと嘆いていたのが印象的でした。(それを見て社会人になるのは大変だなと中田は痛感しましたので)

ただその後5年程して兄が転職で決まった際に、中田はお疲れ様の意味をこめたつもりで、「転職おめでとう。前の会社は風邪引いても叱責されるような上司がいた大変な会社だから、転職出来てよかったね」と言いますと兄からはこんな言葉がかえってきたのです。

「いやあの上司は厳しい事もあったけど、いい人だったよ。リスクを取るところは取るし、取らない時は取らないとはっきりしていた人だからね。その後の上司は、リスクをとらない人ばかりで困ったからね。風邪の際の話も今思えばあの上司の方が正しかったと思うしね」

その時の中田には兄の言葉が意外な感じがしました。ただ、40歳になった今健康について問われますと、その時の上司と同様に健康は「自己管理」の問題だと言ってしまうと思います。

例えばプロ野球の選手でどんなに才能があっても怪我ばかりして、出場出来なかった人の評価が悪くても文句を言う人はほとんどいないと思います。
試合に出れるように体調を管理することはプロとして求められている仕事のひとつとされていますから、そのように思うのです。

ではこの原則は高給を採れるプロ野球選手にだけ当てはまることで、同じように仕事でお金を貰っている我々に当てはまらないことかと言われると中田は否と思います。

勿論人間は完璧な生き物ではありませんから、いつでも健康でいるわけにはいきませんが、健康でコンディションよく働く為の最大限の努力は払うべきだと思います。仕事で頑張るのはいいのですが、仕事をしすぎて体調を崩してはその価値も半減してしまいます。

そんな時に「これだけ頑張った点を評価したいと思うのは」やはり少々甘えた考え方だと今の中田は思います。その考えが残っている限りはサラリーマンとしてまだ「プロ」と呼べる領域には達していていのです。新入社員直後の兄もそうですし、兄の転職した時に前と言っている事が違うのではないかと思った中田もあの頃は社会人としての鍛え方がまだまだ足りなかったのだなと思う次第です。