人材・人財・人罪①
先日ある経営コンサルタントの方の話をお伺いした時に、面白いなと思う話しがありました。よく企業では人材が大切だと言われていますが、その方が言うには人材には下記の4つのタイプがあるというのです。
1.人財(仕事のスキルもマインドも高い人)
2.人材(仕事のスキルは低いがマインドは高い人)
3.人在(仕事のスキルは高いがマインドは低い人)
4.人罪(仕事のスキルもマインドも低い人)
「人財」と言われている人は企業の次世代リーダー候補と言える人です。仕事のスキルも高く、部下を指導したりモチベーションを高める意欲もある人です。
「人材」は、若手社員に多い意欲は高いのですが、仕事のスキルがまだついてこない人で、人財の材料となるものは持っているが、仕事のスキルはまだまだ足りない人です。
「人在」は仕事のスキルはあるのだけど、部下を指導したり、他の人のモチベーションは高める事が出来ない人。仕事は出来るので会社としては困る事はないのですが、それ以上の役割は期待できない、会社に「在籍」している感覚が強い人です。
「人罪」は仕事も出来ないし、後ろ向きな発言を繰り返し職場の雰囲気を悪くしてしまうような人で、会社にいること自体が「罪」になりかねない人です。
そのコンサルタントの方の経験によれば、それぞれのタイプの人間がどの程度企業に存在するかと言うと以下の通りです。
1.人財・・・5%
2.人材・・・10%
3.人在・・・80%
4.人罪・・・5%
日本の会社の大半の人は会社に悪い影響を及ぼさないがそれ以上でもそれ以下でもない「人在」なのです。それぞれのセグメントの人にどのように対応するのかはそれぞれ異なるのですが、それについては次回記載します。