価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

仕事で我慢しろの意味

GW前に以前一緒に働いていた友人と飲む機会がありました。彼は中田と一緒に働いた後転職して、ある企業に入ったのですがその企業は典型的なオーナー会社だそうです。入社した頃はそれ程でもなかったのですが、最近オーナーの専横振りがひどくなっているそうで、会社にこのまま居続けていいのか悩んでいる様子でした。

中田は直属の上司はどのような人か聞いたのですが、悪い人ではないがほとんどオーナーの言いなりの人で、リーダーやマネージャーとしての役割を果たしていないとの意見でした。

中田としては、そのオーナーがどんな人か分かりません。友人の見解だけを聞く限りでは、あまりよい人物には思えないのですが、そもそもその友人の見方が偏っているのかもしれません。中田はもう少しオーナーや会社の事について違った見方が出来ないか考えてみて、それでも今の見方が変わらないのであれば、今の会社を離れる潮時かもしれないねとの意見をして彼と別れました。

以前のブログで中田は仕事はそう簡単に辞めてはいけないとの意見を書いたと思いますが、それはある程度規模の大きい会社に勤める人間の意見だったかもしれません。何故なら大会社には転勤がよくあり、上司や職場が多少気に食わなくても、環境が変わる場合がよくあるからです。

中田もそうですが、大抵の人が会社を辞めようと考えるきっかけになるのは、職場の人間関係、もっと言えば上司との人間関係だと思います。多少会社の方針が嫌でも上司が好きな人であれば「つらいけど頑張ろう」と考える人の方が多いですし、いくら会社の業績がよくても上司が嫌いな人であれば「会社辞めてやる」と思う事が多いのではと思います。

大会社の場合は、自分から会社を辞めなくても2年~3年もすれば、上司もしくは自分が異動する可能性が高いのです。だから、昔の人は会社をすぐに辞めるべきではない、せめて2年~3年は待てと言う人が多かったのかもしれません。

ただ、それも規模の小さい会社やオーナー色の違う企業ではそうはいかないかもしれません。大会社と比較し異動も少ないでしょうし、逆にオーナー企業であれば余程の事態がない限りオーナーが変わる事は珍しいでしょう。そうした環境の中では、先程書いたような待って環境が変わるような機会も少ないと思いますので、待つのが最善にならない場合があると考えます。

仕事を辞めたくなった際に我慢しろと言われる事には、辞めたいと思った時には仕事に対する見方がネガティヴになっている事もあるので別の見方が出来ないか可能性を探る時間を持つことと、辞めたい時の一番の理由である職場での人間環境は強制的に変わる可能性もあるからだと思います。

嫌な仕事をやみくもに仕事を我慢しろとは言いませんが、今述べたような可能性があるかどうかを冷静に探る事は大切なのではないかと考える中田でありました。