価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

整理の時間は必要

先日中田の後輩が課長に呼ばれました。課長の隣の席にいる中田には会話の内容も聞こえたのですが、彼が今回まかされたキャンペーンに関する事でした。商品の発注状況や社内の調整について、課長が確認されたのですが後輩君の回答は要領を得ず、調べてお答えしますの返答をするばかりでその報告内容に課長はかなり不満げな様子がありありと見えました。

中田は同種のキャンペーンをした事がありますが、それ程調整する事は多くないのは知っていました。その日時間がある時に、後輩君に以前とキャンペーンの手順で変わった事はあるのかと聞きましたが、特に以前と変わらないないようでした。

そこで彼に今回キャンペーンを任されるに際して、チェック表やスケジュール表を作ったのかと聞きますと、何も用意出来ない事が分かりました。これでは抜け漏れがあっても仕方ありません。

そこで中田は今からでも遅くないから、キャンペーンですることと何時までに行うべきかのスケジュール表を作って、先輩もしくは課長に抜け漏れがないか確認するように指示しました。その後はスケジュール表に従って事を進めていけば問題なく進むと思うとアドバイスしました。

人によっては自分のやる事を紙に落とすことなく進める人もいますが、中田は紙を使って整理する事が多いです。理由は抜け漏れがなくなる事もありますし、頭の中であれもやらなければと考えますと無尽蔵に仕事があるように思う時もありますが、紙に落とすとやるべき事は多くても10個もなく、特に優先順位の高いことですと方手に余る程度です。

後輩君が悩んでいたキャンペーン企画にしても、やる事は多いかもしれませんが一度にやる事はそれ程でもなく、順を追って進めればそれ程難しいものでもありません。(そんな難しい業務なら後輩君に引き継ぐわけありませんし)

先日のGW明けも仕事が溜まっているなとの思いで会社に向かったのですが、始業前に15分ほど仕事内容の整理に時間を使いますと、やる事は多いが取り組むべき優先順位の高い事ははっきり整理する事が出来ました。

人間が一度に取り組む事の出来る仕事はひとつしかありません。そのひとつを何にするか優先的に行う為にも、仕事を整理する時間は必須だと思います。整理にかける時間が勿体ないと言われる方向けに中田がそうした考えを改めたエピソードを書かしていただきます。

ある人が森で木こりが木を切っているのを見かけました。木こりの人が頑張っている割には仕事の進み方はよくないようでしたので、よく見ると使っているノコギリがボロボロだったのです。そこでノコギリの歯を研いだらどうかとアドバイスをしたら、木こりからは、そんなの時間が勿体ない。そんな手入れ時間をかける位なら木を切る時間に使いたいと言って、ボロボロのノコギリのまま仕事を続けたとの話です

仕事はかけた時間でなく、成果で評価されるべきです。仕事で成果をあげたいのであれば事前準備の時間も必要な投資と考えてはいかがでしょうか