価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

自分で考えないとまずくない?

先日の会議で気になる事がありました。中田がとあるキャンペーンの実施結果について集計を行ったのですが、集計結果を見た出席者からこのような事を言われたのです

「セグメントA」の方より「セグメントB」の方の申込み傾向が悪いのは分かったのですが理由は何なのですか?

その発言をしたのはこのキャンペーンの企画を事実上考えていた担当者でした。中田はそこまではまだ確認していないと答えますと。

そこまで確認しての分析ではないか。集計結果を示すだけであれば方手落ちだと言うのです。

中田はそれはおかしいと考えました。そもそもそのセグメント分け決めたのはむしろ発言した人(もしくは課であった)のですから、セグメントにより効果が出なかった場合何がいけなかったかの仮説は、むしろそちらの方が分かっているのではないかとの内容を答えました。

ただ同席したその課の課長さんが中田の分析が中途半端であると指摘し、中田の上司も結論が出ていない点は不満に思ったようでしたので、結論としては申込率の悪い要因も中田が調査し、対応策も提示するような流れになったのです。

中田としては申込率が悪い理由には思い当たる事がありましたので、その案件を引き受けた事もあったのですが、その会議全体の雰囲気を見て気になったのは「自分で考えようとする」雰囲気がなくなったことです。

中田も色々キャンペーンに関わった事があるから所謂PDCAサイクルを回す事の重要性は分かっています。ただPDCAサイクルで肝になるのは、CからAに移る点で、結果を見ておもわしくない要因が見つかった時に、何がいけなかったか考えて次の行動に移し、変化を起こした結果がうまくいったのが分かった時に初めて自分の実力になるのではないかと思います。

その肝になる部分を他人に考えてもらい、出た結果を踏まえて次の施策を考えるのであれば、言い方は悪いですけど企画者ではなく、ただの作業者でしかありません。

言い方が悪いですが、自分で考えて結論を出そうとする雰囲気が部署のスタッフに起こり始めている現象は決して望ましくないと思います。中田の部の業績もアベノミクスの影響で好調は続いていますが、数字にあぐらをかいてこのような姿勢が続くのであれば、将来に向けてかなり懸念は残ります。
中田の思いすごしであれば問題ないのですが・・・