価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

【書評】100%楽しく働く1%のサラリ-マン

先日こちらの本を読みました。
以前紹介した「プロフェッショナルサラリ-マン」という本を書かれた作者の続編の本ですから、基本的に仕事に対しはプロ意識をもって臨むべきとの主張は変わっていません。

本書で参考になるのは、3章の「失敗を上手に生かす人の10のパタ-ン」と個人的には思いました。3章に書かれている

挑戦の結果は武勲か教訓しかない
PDCAは理由発見ゲ-ムでしかない
上司に方向性を聞くのはよい。ただ、道順まで聞くのは間違っている
仕事がうまくいかない人は自分の課題ではなく、他人の問題に振り回されている
いい提案をするコツは一切制約条件を課さないで考える(ゼロベ-ス思考)
打率を気にするより、まずは打席に立ち続ける事のほうが大事

といった内容は共感できる箇所も多かったです。

プロ意識を高めるには、時給の分だけ働けばいいですとか、給料をあげてくれたらもっと働きますといった発想は直ちにやめた方がよいのでしょう。むしろ給料以上の仕事をすることにより、仕事が頼まれる量が増えますがそれを教育や学びの場と捉え、自分のスキルアップにつなげる考えでいかないと、仕事を通じてレベルを上げていくことすら難しいように思えます。

私個人も経済的に厳しさが増してくる日本で生きるには、サッカ-の本田の発言ではありませんが、「個」の力を高める=プロ意識を高めることはこれからのサラリ-マンに求められる事のひとつと考えています。「個」の力を高めたいサラリ-マンの人には読んで損する内容ではないかと思います。

中田はバランスワ-カ-と称していますように、働く以外の面でも生きがいを見つけることは重要と考えている人種ではありますが、仕事をするのであれば中途半端にするのではなく、生き方の一要素として真剣に取り組むべきではないかと思いました。